北京研修の旅 その3

KokusaiTourist2009-09-17

9月2日〜5日まで北京研修旅行に行って参りました。
宋 敏(SONG MING)


 また、セミナーでは、中国側旅行会社を代表し、新紀元国際旅行社、中国旅行社総社、中国国際旅行社総社、北京海外旅行社の4社がプレゼンテーションを行いました。この中で、修学旅行の誘致強化に向けた学校交流プランや、新観光素材として、故宮博物院の未公開宮殿の特別見学、北京−天津間の高速鉄道の体験乗車、春節端午節・中秋節の中国3大祝日を体験する観光プラン、文化・スポーツ・青少年交流プランなどが紹介されました。
 研修セミナー修了後の交流会で、顧北京市旅游局副局長は、「北京の変化は著しく、まさに日進月歩。古い悠久の歴史とともに、近代化した北京の新たな魅力を体感し、日本で広く紹介してほしい」と挨拶。佐々木団長は、「日本には一宿一飯の恩義という言葉がある。このように盛大な研修旅行を実施してもらったことに、どうお返しするのか、一人一人が心に刻み、中国への送客目標を立てて自分で自分に約束してほしい」と参加者に呼びかけました。
 午後は2007年オープンした世界最大のドーム型建築物と言われている観光新スポットである「国家大劇場」及び2008年オリンピックのメイン会場「鳥の巣」
や北島選手が金メダルを獲得した「水立方」などを見学しました。しかし、見学会場はいずれにしてもセキュリティーチェックが厳しかったです。
 夜、中国オリジナルな大型舞踊の詩劇「金顔王朝」ショーがあるため、夕食は四合院造りを現代風にアレンジした店「花家怡園」にて大好きな四川料理でしたが、時間が僅か40分しかないので急いで最後の夕食を済ませました。映画監督チャン・イーモが来店したことで有名になったようです。
 4日目の朝、日本に帰国の日となりましたが、世界遺産である「万里の長城」や「天壇公園」「頤和園」などを残念ながら見ることが出来ませんでしたが、次回の楽しみとして、北京を後にしました。
 今回の「北京研修旅行」では中国人でありながら初めての中国首都北京に行けて、本当に感動し、見聞を広めました。それは、北京の広さだけではなく、古い町と新しい町との融合でまさにセミナーのテーマの通りで「「古い北京、新しい感動」でした。
 全体を通しては「ホテル」は五つ星で清潔さとサービスなどは非常によかったですが、「食」については、日本人向けの味付けにアレンジされており、中国人の私としては「やや物足りなさ」もありましたが、今後の日本人旅行客を招く手段として、徐々に近づきつつあると考えています。また、北京でたくさんの人と出会い、交流などができ、私にとってはとても嬉しいことです。今回の北京研修旅行での貴重な体験を生かしながら、北京市の新旧観光素材を取り入れ、今後頑張っていきたいと思っております。