神戸市長選の争点、「神戸空港」

KokusaiTourist2009-09-18

資料等は「神戸市政を考える」(兵庫県自治体問題研究所等編集)から
☆想定に達しない搭乗者数
需要想定 年間319万人
06年度 273万人
07年度 297万人
08年度 257万人
3カ年とも予測を下回っている

☆減る一方の就航路線
開港当初 7路線−札幌・仙台・新潟・羽田・熊本・鹿児島・沖縄
その後 仙台・新潟・熊本・鹿児島便が撤退、石垣便が就航
現在 熊本便が復活(ただし39人乗りプロペラ機)
   石垣便は月5,000人 程度
   実質は札幌・羽田・沖縄の3路線

☆覆い隠せない管理収支の赤字
3カ年は見せかけの黒字、実質赤字!
2009年度は、3億円の赤字見通し。
神戸市は「市税は投入しないとの約束は、建設工事に限ったもので管理運営費に投入しないとは言っていない」と開き直る。「搭乗率保証」などによって市税の投入も予想される。

☆今年から始まる巨額の借金返済
空港島造成の借金総額は、1,982億円。今年度から返済始まる。
今年度は265億円、来年度は60億円、今後6年間にわたり返済
神戸市は、空港島の造成地を売って返済に充てるとしているが、現在売れたのは3.7%、44億円に過ぎない。

☆赤字垂れ流しの海上アクセス
当初、ポートアイランド関西空港を結んでいた海上アクセス、ベイシャトルは、160億円近い累積債務を抱えて休止。
神戸空港開港に合わせて2006年7月に再開。現在120人乗りが1日16往復。1便当たりの乗客数平均25人、3年間に神戸市が8億円投入しても7.3億円の赤字、実質15.6億円の赤字、累積で167億円の債務

☆バーゲンセールの駐車場
片道1,500円の海上アクセス利用すれば通常1日24時間1,500円の駐車料が何日置いても無料!