広島、岩国、下関、門司、小倉の旅

KokusaiTourist2009-12-06

世界遺産と秋の味覚にふれながら〜 その3

11/23(月)晴れ

 今日の天気は見渡すかぎりの青空で最高!
 朝食後、ホテルの窓から港を見ると「さかな市場」に大勢の人が並んでいるようで、何があるのかなと思い、さかな市場へ向かいました。さかな市場ではお祭りがあるようです。
 ふぐや渡り蟹、牡蠣、サザエなどなど本当においしそうですが、残念ながら朝食をとった後でした。が、その見た目と香りの誘惑には勝てず別バラで焼牡蠣を食べ、楽しく美味しいひと時を過ごしました。
 さかな祭りから帰ろうと思ったところでなんと、元首相の安倍晋三氏に偶然に出会いましたが、私にとって初体験で本日のメインイベントでもある「ヘリコプタ−」に搭乗するので、急いでヘリコプターの搭乗場所へ向かいました。

 乗る前からすごくドキドキわくわくです。ヘリコプタ−は小型飛行機(和歌山県でセスナ機に搭乗したことがある)と違って機内でヘッドホンを装着しており騒音はありませんでしたし、ゆっくりと上昇していき全く揺れませんでした。風防を通して見た下関〜関門海峡は最高の天気のもとで360度のパノラマがはるか彼方まで展開しており、本当に綺麗です。あっという間に搭乗時間が終わり、もう少し空に漂っていたい気分でした。
 ヘリコプタ−体験の後は、船で宮本武蔵(1582〜1645)と佐々木小次郎の決闘で知られている巌流島へ。巌流島は関門海峡に浮かぶ周囲1.6kmの無人島です。
慶長17年(1612年)宮本武蔵佐々木小次郎のあの有名な決闘が行われた地として広く知られていますが、負けた小次郎の流派にちなみ“巌流島”と名付けたようです。
 巌流島を散策したあと再び唐戸市場に戻り、昼食をとりました。旬を迎えたふぐの日本一の市場で、関門海峡を見ながら“ふぐ料理”(フグ刺身やふぐ寿司、から揚げなど)などを堪能した後、世界一ふぐの像や明治維新への幕開けを告げた神社「亀山八幡宮」を見学しました。
 それから、日本全権伊藤博文陸奥宗光と中国全権李鴻章が講和調印した「日清講和記念館」を見学し、壇ノ浦を望む平家一門の墓(わずか8歳で入水した安徳天皇と平家の武将を祀る)、
赤間神宮」を参拝し、また平家の亡霊に琵琶を聞かせたという耳なし芳一が平家一門の墓のそばに祀られています。
 そして、源氏と平家の戦い(源義経平知盛最後の戦いの場)壇ノ浦や長州砲を間近で眺める「みもすそ川公園」など散策した後、船で門司港へ。
 
門司港に到着後、先ず目に入ったのは歩行者専用のはね橋、「ブルーウイング門司」でその大きさは全国での最大級を誇り、「恋人たちのかけ橋」として大変人気があるそうです。この開橋している様を見た後、「ブルーウイング門司」橋を渡って「門司港レトロ展望室」や「旧門司三井倶楽部」、中国大連市との友好が生んだ図書館「国際友好記念図書館」、美しいネオ・ルネサンス式の木造建築で「JR門司港駅など門司の歴史の変遷を見学し、夕暮れの門司港を散策して、船で下関に戻りました。
 夕食は、フグ料理でもう一つの絶品、‘ふぐちり(鍋)’を賞味し、昼と夜の‘ふぐ三昧’に満足しながら、ホテルへと戻りました。
(宋 敏 SONG MING)