神戸の試写会は19日(土)です


映画“いのちの山河〜日本の青空2”製作委員会ホームページより
長谷川初範さんからメッセージ】
(深澤 晟雄役)
 
私が演じた深沢晟雄氏は僭越ながら私の記憶の若き日の父の姿と多少なりとも重なります。
戦後、父は家業を継ぎ、地元北海道で青年会議所を興し、長として志を同じくした若者たちと地域復興のために、日々Yシャツの袖をたくし上げゴム長靴を履いて奔走しておりました。
 当時、私は幼心に父達の姿がキラキラと眩しくそして誇らしく映りました。このような光景は多分、当時の日本の至る所で見受けられた事でしょう。
 深沢氏の半生を辿った時、同じものを感じ、今回演じるに当たってはそんな亡き父の姿、苦労の記憶も重ねながら演じさせて頂きました。深沢氏は青年期の大半を海外で暮らし、多くの夢を追い辛酸を舐めもした多様な経験を経て、清濁併せ呑むダイナミックな人格を形成しました。人生の後半に郷里に戻り、村のために奔走し、適材適所に人を配置し、巧みに人材を育てました。皆で力を合わせて困難を乗り越えることで村民に自信と希望を与えました。
 奇しくも現在、政権が変わり、国政の大きな変革期に入っています。戦後、新しい国、より良き国を目指し生きた深沢晟雄という男の祈りは、現代の私たちが受けとるべきメッセージでもあると思います。
 映画を通じ深沢氏の掲げた「すこやかに生まれ、すこやかに育ち、すこやかに老いる」という精神を伝えられればと思います。そして、そのような世の中が実現されることを願っています。


とよた真帆さんからメッセージ】
(深澤 ミキ/晟雄の妻役)
 いのちの山河という作品に出演させていただいたことを素晴らしいご縁だと心から感謝しています。
 一人の勇気ある男の行動が日本初の医療保険体制を改革しました。貧しかった一つの村に力の渦が生まれ大きな力に変わっていく様はいつの時代もその時を動かしてきた熱い気持ち、幸せを願う「革命家」を思わせます。強い信念をもって動くとき、一人がすることは決して小さくない。そしてなんぴとたりとも不必要な人はいない。
 映画を通して暖かい仲間や家族の支えがあらゆることを守っていくんだと思えます。老人と子供に優しい国はどこよりも先進国だと言えるでしょう。
 今の日本を作ってきた先輩方を大切にしないのは自分を大切にしないのと同じ。生きたご先祖様という感覚があればすべての老人に優しい国になるはずです。日本を支える子供を守らないのは夢を捨てることと同じ。もう一度、何を守るべきかを教えてくれる映画だと思います。



次回試写会
兵庫県民会館ホール 2009年12月19日(土)
14時30分上映開始    JR・阪神元町駅北へ徒歩7分、地下鉄県庁前駅東1・2出口すぐ Tel.078(321)2131
◎当日参加券 1500円 
製作協力券でご覧になれます。お持ちでない方は下記宛お問い合わせください。

映画“いのちの山河〜日本の青空2”兵庫県制作支援推進委員会
事務局 労協国際ツーリストビューロー
電話 078-391-2961 FAX 078-332-0977