「西宮教育子育てフォーラム」を作ろう!Ⅱ


4月10日(土)
午後5時から8時
西宮市立若竹生活文化会館
資料代 500円

講師 田中孝彦先生のご紹介

■1945年 北京生まれ、その後兵庫県西宮市で育つ。
1968年 東京大学法学部卒
1975年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
東京大学東京経済大学北海道大学都留文科大学教授を経て、今春から武庫川女子大学教授
■専攻は、教育思想、臨床教育学
■主な著書『子どもの発達と人間像』(青木書店)
     『シリーズ 中学生の世界』(共著、大月書店)
     『子どもらしさのこれまでとこれから』
     『子どもたちの声と教育改革』(新日本出版社
     『人が育つということ』
『生き方を問う子どもたち』『子ども理解』(岩波書店
     『保育の思想』(ひとなる書房)『臨床教育学序説』(柏書房
     『希望をつむぐ学力』『創造現場の臨床教育学』(共編著、明石書店
     『教師の子ども理解と臨床教育学』
     『フィンランドの高校生たちが人生について考えていること』
(ともに共著、群青社)
     『学校統廃合に負けないー小さくてもきらりと輝く学校をめざしてー』
     『地域が子どもを守るー東京・東久留米の学校統廃を考える』
                  (ともに共著、花伝社)

日本教育学会常任理事(とくに特別課題研究「教師教育の再編と教育学の課題」責任者)
教育科学研究会(機関誌『教育』、国土社刊)委員長  教育子育て9条の会 呼びかけ人

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「教育子育て九条の会」の呼びかけ
 子育てと教育の現場では、教育基本法「改正」による保守化と硬直化が進行しています。子どもと若者をめぐる文化的経済的状況はいっそう厳しいものとなり、教員免許更新制などによる教師への統制も強化され、子どもの学び発達する権利、教師の創造性、学校の自律性は著しく制約されて深刻な危機に陥っています。
 しかし、こういう時代だからこそ、憲法の精神を擁護する人々から、子育てと教育の現場において民主主義と平等を実現し、人類の平和を求める憲法の精神を教育の中に生かす動きも、全国各地において広がっています。憲法をよりどころにして、子どもたちの未来と日本社会の未来のために、少しでも教育をより良いものにしようと願っている私たちが、それぞれの地域を基盤として連帯を広げてゆくことが、今ほど求められている時代はないと思います。
 そこで全国各地の地域において「教育子育て九条の会」を組織することを呼びかけます。
 「教育子育て九条の会」は、すでに全国的に組織されている「九条の会」と趣旨を同じくし、憲法の精神を子育てと教育の現場に生かすことを目的としています。
具体的には、
(1)平和な社会を教育によって実現すること、
(2)子ども一人ひとりの学び発達する権利を保障すること、
(3)保育園、幼稚園、学校の組織と運営に民主主義を実現することの3つの課題を中心に活動を推進し交流します。
 この呼びかけに賛同していただき、ぜひ、身の回りの方々と「教育子育て九条の会」を組織し、活動を始めていただくことを呼びかけたいと思います。
 
≪呼びかけ人≫
池田香代子(翻訳家)、池辺晋一郎(作曲家)、上原公子(元国立市長)、尾山宏(弁護士)、香山リカ精神科医)、佐藤学(教育学者)、田中孝彦(教育学者)、暉峻淑子(経済学者)、藤田英典(教育学者)、堀尾輝久(教育学者)、槇枝元文(元日教組委員長)、三上満(元全教委員長)、山田洋次(映画監督)