「時差連休」って…?

 「時差連休」の政府案。ハッピーマンデーで毎年記念日がかわるのは落ち着かないし、やはり祝日は固定がいい。今回は混雑緩和と景気浮揚がねらい。連休を動かして果たして旅行需要が増えるか…休みより収入増が切実
▲それはさておき、旅行だけを考えても、最近は時期の平準化が進行している。せっかくの旅、ゆったりと、もてなしもよく、できれば安くは旅行者の自然な願い。「個」の尊重、「自分を大切に」の風潮も旅に影響、旅のあり方は人それぞれでいい
▲高速料金の土日1000円化で週末集中に逆戻り、日帰り増加との調査結果もでた。旅行需要は経済政策に左右されても、旅は一人一人のもの、また文化ともいうもの。経済の観点で観光を論じては旅がゆがむ
▲観光振興で地域間競争を煽っても地域の繁閑格差を生むだけ。国民の懐には限りがある。新政権は、雇用の安定、可処分所得引き上げと有休が取れる労働環境づくりに本腰を!時差通勤ならぬ時差連休?大きなお世話ではないか。

(兵庫革新懇ニュースNo.166 2010/4/5 “せせらぎ”より)