10年前今日、911 思ったこと…

KokusaiTourist2011-09-11

40日間入院日誌 『心も体も健やかに生きてこそ』9月12日(水)入院13日目(T.MATSUOKA)
−米で同時多発テロ! 自力で座るもハローの重み気分悪し。−

 昨夜来の台風がらみの雨も収まり朝6時、空は雲一つない青空。台風一過! 昨日妙子にABC1008のチューニングをしてもらったラジオ。久し振りの毛利千代子(故人)さんの素敵な声。6時30分、なつかしい道上洋三さんの声。何か「人間はとんでもないことをする」などと言い出した。どんな事件か。口調は淡々、今世紀最大のテロ事件を語る。耳を何度も疑った。途中で「こんなストーリーの映画がありました」といつ転ぶのかなと思ったり、今日は4月1日ではないぞなどと思った。ラジオを消してテレビニュースに代える。本当だ。ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が衝突して炎上・崩落しているではないか。信じられない!
 罪もない人々を巻き添えにするテロは断じて許せない。とは思うが自由と民主主義を標榜し各地で「世界の憲兵」を演じるアメリカの「権威と繁栄」を21世紀の初めの年にこんな形で地に貶めるとは、歴史とは何と皮肉なことか
 午前に体拭きとシーツ交換。昼食後、上野リハビリ先生の指導でベッドに座り、そして初めて自分の足で立ちあがる。ハローベストは想像を超える重さだ。これに本当に慣れるのだろうか。かなり落ち込む。車椅子にも座ってみたが顔色が悪くなりすぐに中止。ベッドで休憩。14時前、富田来訪。ベトナムツァー8名という。
 夕食後のひととき。今日は一日夏に近い秋の空、秋の雲を呈していたが、ようやく日も暮れ窓の外からは秋の虫の音が。検査入院の2人とともに大学生の古池君も退院。神戸出身ということもあって名刺を渡して尋ねて来たらと言っとく。代わりに残ったテレビカードを2枚もらう。早速空いたベッドには、手術後個室で過ごした人が入ってきた。これで部屋は5人に。
 夜、ニュースを聞いたり、阪神・ヤクルト戦を見たり。広沢が300、301号連発したのに逆転負け。本を読むと眠くなり10時前に消灯。夕食後お腹がゴロゴロ、出そうな気配も有ったが心配。看護婦に薬飲みますかと言われたが、夜中に催したら困るので断る。夜、妙子にメール打って届け物を頼んだが見てくれたかナ… ?