要求の持ち主である私たちに政治を取り戻そう!

KokusaiTourist2012-12-08

国民の要求を“借りて”議席をかすめ取っても行き詰まるだけ!
兵庫革新懇ニュースの昨年新年号に掲載されたコラムから
《要求掲げ大道を!》民主党政権のあまりのていたらく。国民の要求を“借りて”議席を掠め取ってはみたが、しょせん借りもので“扱い方”がわからない。▲貸した国民の側は、貸し賃よこせ、ダメなら返せと詰めればいい。借りものを返さずにぐずぐずしてると、貸し側にますます大義はつくが、貸す側にも体力がいる、いつまでもほっとけない。早いに越したことはない。だから、貸した覚えのある者が力を合わせなければ。▲中小企業憲章もそう。中小業者団体などの永年の奮闘で昨年6月に閣議決定された。反転攻勢のステップになるかと思いきや、やっぱり「憲章」はお蔵入り。「新成長戦略」でもアメリカと財界の言いなり、中小と国民いじめの策ばかり。▼あらゆる分野から要求をわからせるたたかいを!要求の持ち主が、ホントの賛同できる者が、束ねた革新3目標を大きく掲げて自らに政治を取り戻すそう。掠め取った議席で“政治”の詐称は許せない!(T.MATSUOKA)
3年前、自公政権のあまりの反国民的な政治への怒りが爆発し、切実な国民の生活要求を掠め取って、自らのマニフェストとして詐称した民主党は「大勝利」を手にした。所詮、国民の要求を実現する気がない、その間3人もの総理の首をすげ替えたあげく、ついに解散に追い込まれて師走選挙となった。
 3年前と同様に、アメリカと大企業のいいなりの政治か国民のための政治かが本当の争点であるにもかかわらず、乱立政党の多くが、本音を隠して国民の要求の実現を!と叫んでいる。ただ、3年前との違いは、明らかに国民要求に反し、日本の歴史の逆行を叫ぶ政党たちが“堂々”とメディアの奏でる第三極協奏曲に乗って立ち現れたこと。それぞれが矛盾をはらみながらも、全体として国民の生活と権利の抑圧、日本の右傾化を国民に危険な選択肢として提供していること。
この動きを甘くみることはできない。いつの選挙においても、政治と国民の生活との矛盾が深まれば深まるほど、国民の手に政治を取り戻させないため“要求そらし”“怒り吸収”“ガス抜き”のための手段が用意される。だまされてはならない。