地球へ途中下車第6回
素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130211
第6回はタイ ペナンとマレーシアです。
○
タイ
【ビーチからも町からも遠いプーケットの宿】
2011年07月11日(月) 11時19分48秒
バンコクから、マレー半島を南下し最南端のシンガポールに到達した夫と妻は、再び、マイペンライな国、タイに戻ってきました!
プーケットです。
…シンガポールからプーケットまでのローコストキャリーの飛行機(air asia)のチケットは一泊目のバコクでインターネットのサイトから予約しました。たぶんカウンターでリファレンス番号を告げるだけで乗れると思うのですが、いちおう電子チケットの画面をPDFファイルにしてネット屋でプリントアウトしたものを持参しました。このあたりの一連の仕事は夫の担当分野で、助かります。
(何か?)
プーケットの夕暮れ …プーケットはもっと観光地かとおもいきや、田舎で、のんびりしていて、ええとこです(我々がプーケットのなかのリゾート地でなく、田舎にいるからか?)
泊まっているのは、タウンからも、ビーチからも遠い、ユースホステル…。
…周辺には小さなマーケットと数件の屋台があるだけ。ものすごーくのんびりしたところです…。
日本を出発してから一週間、いつもの旅行のクセで急がしく移動を続けてきたので、ここいらでちょっと充電…。
ペナン島とシンガポールでは、地球の歩き方に紹介されている安宿たバックパッカーズに飛び込みで宿泊。どちらもコスパはそんなに悪くはなかったですが、洗濯代が高いとか、ネット使い放題といってもそれは宿に設置のPCのことで、持参のノートPCをつなぐことができるフリーwifiではなく、夜、ネットカフェに通ったりだとか、何かと結構不便だったのです。
そこで今回は空港についてから公衆電話(50バーツコインでかける)で島に1軒だけあるユースホステルに電話してみました。当日なので心配したけど、あいていました…。(;^_^A
エアポートバスでタウンのバスターミナルまで、そこからはタクシーで来ました。
シャワー・トイレ付き、エアコン付き、朝ごはん付きで、2人で1部屋1日600バーツ!(1800円)。ナイスプライスじゃありませんか! しかも日本のユースの会員証を見せると、500バーツ(1500円)にしてくれました。日本のYHの会員証、めずらしいのか、海外で出すと、いつもしげしげ眺められます…。
(かわいいお部屋でしょ?1泊1500円)
ひと昔まえの日本のリゾート地によくあったペンションみたいな感じです…。
お部屋は清潔で、女性経営者のセンスがカワイイ…(そこらじゅうにありんこがいて、部屋には小さなヤモリが先住していますが、ま、それとは仲良くやりしましょう)、洗濯できるし、ノートPC24時間つなぎ放題。カード、銀行関係などいろいろ整理したり、これからの旅のLCCや宿の予約をとったりしようと思います!
…空気は熱帯だけど風が吹くと涼しくて気持ちいいです。ときどきザーッと雨が降りますが、すぐに晴れます。
気が向いたらお昼からタウンにおでかけしてみます!
○
○
○
○
○
○
マレーシア
【マレーシアのバスの常識は日本の非常識】
2011年07月11日(月) 19時50分19秒(夫・記)
…海外を旅していると、誰でも書か(話さ)ずにおれない話が1つや2つはある。
少し前の話。マレーシア。ペナン島に上陸した日、チュリア通りにあるホテルで、
「ガーニードライブに行きたい」
と言うと、
「タクシーで行け」と。
「バスで行きたい」
「バスなら101番だ」
…晩メシに行くのにタクシーに乗るぐらいなら、安宿には泊らないだろう、とうそぶきながら、ガーニードライブに到着。
以前に来た時は、どのテーブルも食べた後の食器が残っていて、使えそうなテーブルを捜すのに苦労したが…、
どのテーブルもきれいに拭かれているのにビックリ!
テーブルに大きく飲み物屋の名前が書いてあり、座ると飲み物の注文を取りに来る。注文しないと「あっちへ行け」といわれる。以前からのシステムだが「より合理的になった」と感心。
気分よくほろ酔い機嫌で、そろそろホテルへ帰るとするか。
バス停を聞くと、「大通りに出て右に行け」。行くと暗くてバス停の位置がよくわからない。 近くを歩いていた人にバス停を聞くと「こっちのバス停はあまりバスが来ないから、と別のバス停まで案内してもらった。
…がっ、バスを待つ客はいないし、だいいち、バス停はタクシーで埋め尽くされているではないか。「こんなところにバス来たら、いったいどこから乗るのかなあ」とちょっと心配。
十数分して4人組の女の子が来てワイワイガヤガヤ、バスを待ち始めた。
さらに10分、一人のおばさんが来て4人のグループの声をかけ、女の子たちは何やら相談し、そしてバス停からどこかに行ってしまった。(; ̄ー ̄)..
…ん?
…気がつくとバス停を占拠していた5〜6台のタクシーはすべて出払ってしまった。バスを待ち始めてからすでに小一時間。「そうか! タクシーはバスが来るので邪魔ならないようにバス停を開けたのだ。…ということはもうすぐバスが来るぞ!」(←甘い…)
さらに十数分、タクシーが1台戻ってきて、我々を見て「バスはあと1時間位、来ないよ」と声をかけてくれた。 もう1時間以上待っている! これを聞いて諦めてタクシーに乗った。( ̄□ ̄;)!!
あくる日、バスターミナル、コムタからペナンヒルに。残念ながら曇っていて街並みを見下ろすことはできなかった。
約20分歩いて極楽寺へ。待望のドリアンを食べ、さてバスでコムタ駅へ戻ろう。
教えてもらったバス停…
えっ、一方通行の中ほどにあるこのバス停は、今朝、ペナンヒル行きのバスを降りたバス停ではないか???
1台のバスが来たが運転手は「コムタには行かない」とそっけない。そうだろう、そうだろう、 正しいバス停は? 昨日の再現?…不安がよぎる。
バス停に人が来た。「コムタ行きのバス停はここか?」
「行き先番号201番が行くよ」。
201番が来た。
運転手にコムタに「行くか?」「行く」
ようやくひと安心。コムタの近くでコーヒーでも飲もうと安堵。
市内観光気分で見覚えのあるコムタまで近づくが、バスが通り過ぎ、コムタはどんどん遠ざかる。
「でも、コムタはバスターミナル。乗り過ごすはずがない。巡回か?」と。
しばらく走ると、フェリー乗り場に到着。すごいバスの数だ。我々と4人のインド人(?)を残して乗客はここでみな降りた。どうやら終点のようだ。
インド人が運転手に向って喧嘩ごしで何か文句をいっている。
突然、キレた運転手はバスから降りて去って行った…。
残ったインド人と我々。インド人はぶつぶついいながらバスから降りて行ってしまった。
どうする我々…。
しばらくして運転手が戻ってきた。
「なぜコムタに行かないのか?」「パスした。降りる合図がなかったからだ」
「コムタはすべてのバスが通るバスターミナルなのにパスするのか」
「そうだ」 ……
我々もインド人と同様に失意の中、バスを降りた…。
知らない町でバスに乗るのは難しい。ガイド書に書いてある「運転手に行き先を告げ、バス停に着いたら教えてもらう」という原則を忘れていた。
ペナン島のどのバス停にも最終バスの時刻だけが書いてある。
そうなんだ、昨日、1時間以上待ったガーニードライブのバス停、夜、ガーニードライブにバスで来る客なんかたぶん我々以外にはいない。そうすると最終バスまでバスは来るはずがないのだ。多くのバスが発着するターミナルのコムタですら降りる合図がないとパスするのだから…。
ホテルで「タクシーを使え」といわれたことがようやく少しだけわかった。
( ̄_ ̄ i)
コムタバスターミナル
○
タイ
【アローイ(おいしい)!】
2011年07月12日(火) 22時02分40秒
(妻・記)
「サワデーカッ(こんにちは)」
と、呼びかけると、現地の人はだいたい
「…ディーカッ」的な発音をしておられるように聞こえます。
…それって、「こんにちは」のことを「…ちはっ!」
って言ったりするみたいな感覚でしょうかっ?
…さて、町を歩いていて目についたおもしろそうな風景をピックアップしてみました。
のんびりしたまちの風景です。
通りから丸見えのオープンエアな、…たぶん美容室だと思うのですが、美容師さん、ガン寝!です。
スーパーでレジの前の台に、揚げた豆腐のお菓子だとか蒸しパンみたいなものの隣に置かれていました。1匹15バーツですが…食べる…わけないよね。
これも日本でたとえて言うなら、スーパーで鈴虫が売られているような感覚?
ローカル色な雰囲気満載のレストラン
○
でもちゃんとこんな写真入りのメニューがあったりして英語も書いてあったので、オーダーしやすい。
○
個室だってあります。
こんなんや、あんなんや食べて、水を一本飲んで、2人で90バーツ(260円)。
○
しかもみんなとってもフレンドリー。
○
お勘定をすませると、「あんたたちも食べな」と、すすめてくれたのは
ドリアンだ!
さっき、道端で売っていました。さばきたてをみんなでほおばっているのです。
サワデーカッ(こんにちは)、コープンカッ(ありがとう)、タオライカッ(いくらですか)…以外に妻が覚えた単語…
アロ〜イ!(おいしい!)
やっぱり、おいしいんですが…。
シンガポールで食べたアイスカチャン(かき氷みたいなもの)の上にかかっていたドリアンのシロップや加工品のようなものは「おえーっ」な味ですが、
ドリアンに偏見をもっておられる日本のみなさんに、夫と妻は声を大にして是非、申し上げたい!
新鮮なドリアンは相当おいしいです!
※ただ、ドリアンを食べると、翌朝、自分でも引くぐらい、ものすごい大量の…がモリモリ出ます。ある意味、便秘ぎみの諸氏にはおすすめです。
…やっぱ何か関係あるんかい?