オーロラツァー 自然界は思うようにいかない…

2月19日からオーロラツァーの添乗で昨日帰国した大村からレポートが届きました。
☆今年も昨年と同じルートで北欧にオーロラツアーにやって来た。フィンランドのイバロ空港に着くと、キラキラとスターダストが見えた。マイナス10℃以下でないと見れないらしい。ホテルまでの移動中星空が手に届きそうに近く、大きなオリオン座が見えていた。昨年はこの辺りで凄く光の強い緑色のオーロラが見れたが、今回はそううまくはいかない。きれいな星空だから出てきそうな気がするが、予測や予報がないから、偶然出合うか極寒の夜に真っ暗な所で待機するしかないので、初日はゆっくり寝てもらうようにした。夜中に目を覚ました方が空が明るかったからきっと出ていたはずだと言われたが、定かではない。船旅に掛けよう!

☆イナリからキルケネスの港までの3時間強の道のりでたくさんの野生のトナカイに出会う。見つけたらドライバーが知らせてくれる、クリスマスが終わりサンタクロースを運んでヤレヤレとゆっくりしてるのかなと言いながら、数日後の船旅の美味しい食卓に何度か並ぶとはその時は露もしらずトナカイが見つかる度に喜んでいた。
 船旅が始まるとさっそくランチ、北極海のたらば蟹やストーンクラブ、手長エビに甘エビと大好物が山盛りのビュッフェ!!!!!!
控え目に皿に取るが明日からはこれが無くなるのを学習していたから、存分に味わう。あ〜辛口の白ワインが欲しいところをグッと我慢…。
 その晩はちょっとした嵐に見舞われ、起きている間はまっすぐ歩けない程で、眠くてベットに入ってもひどい揺れで、さすがにどこでも寝れる私ですら、波にぶつかる音とひどい揺れに殆ど寝れなかった。殆どの方は同じ状態のようでしたが、人生の先輩の何名かはぐっすり寝れたと朝に聞いて一様に驚きが隠せなかった。

☆旅の目的のオーロラは初日から、ワンダフルなオーロラが出ていると連日放送が入る度に甲板に上がるが、うっすらと弱い緑色の光でカーテンのすそのように広がるが、テレビで見るような凄くものが中々現れない私のせいではないが、納得がいかない皆さんの視線が厳しい…とにかく一回だけでいいからおねがーい!!!!!!と毎日神頼みである。
 トロムソでミッドナイトコンサートを聞きに教会へオプションで出た。去年感動したので皆さんにお薦めして全員で出かけ、素敵な歌声と演奏に感動頂いた。今回は男性がメインで歌い、また違った良さであった。期待のオーロラは出てきてくれなかったが。

☆船旅の4日目の朝、北極圏を通過。あいにく曇り空に霧雨、甲板で通過の儀式がありその後オーロラのDVD をグループの為に見せてもらえた。こんなのが見たかったと一様に感想とため息…自然界は本当に人間の思い通りにならないものだ。今晩のディナーはスペシャルで、レストランに入ると全員にグラスシャンパンが手渡されレストランスタッフの紹介もあり皆で乾杯、デザートはアイスクリームケーキに花火がついてフロアをスタッフが回ってから切り分けてくれ、中々の演出に感激する。

☆5日目の朝トロンハイムに停泊、朝食後散策に出る。少し雪が道に残り歩きにくさがあり予測していたより、時間がかかる。昨年はバスで忙しく周り弾丸英語案内でイマイチのオプションであったから、今回は徒歩でマイペースにと思い徒歩散策にした。方向音痴の気(ケ)がありヒヤヒヤしながら地図を頼りに歩く、一名男性の方がいたので、確認しながら行けたので危うく間違って曲がりかけたがセーフであった。素敵な街なので、ゆっくりと散策してみたい所です。あとは明日の下船までのんびりと船旅を満喫。

☆ほぼ定刻通りベルゲンに到着、冬場ここで下船する人は本当に少ない。晴れ上がったいい天気の中しばし世界遺産のブリッケンを散策してから、空港へ。オスロに到着したら何と寒いことか…翌朝の出発に少しホテルの近くを歩いてみたが、冷凍庫の中にいるような寒さ、-6℃だったようだ。早々に引き揚げた。帰りの飛行機はヘルシンキからはほぼ満席、卒業シーズンで若い人も多いが、リタイア組らしき年代も多い。2年連続でフィンランドノルウェーにオーロラツアーに行ったが、そう簡単にはテレビ等で見るようなスゴイオーロラは見れない事がよくわかった。毎晩祈る気持ちで過ごした事が関空に着くともはや過去形になっている。
(K.OHMURA)