リトアニアからの添乗速報

バルト3国を添乗で訪問している大村 圭子から、今日はリトアニア紀行が写真とともに届きました。
今日も雨、ラトビアを8時半に出発しリトアニアに向かう。1時間半で国境を越える。ラトビアの警官がパスポートチェックをバスに乗ってしたが、EUに加盟してからドラッグが流通し出したらしく麻薬犬もバスのトランクの周りをチェックしていた。リトアニアはバルト3国では一番南に位置するため、春の訪れが早く碧が芽吹きだしている。シャウエンにある十字架の丘に着いた。もともとはリトアニアは自然崇拝をしていたが、娘の病気の回復を願った父親の夢に十字架を立てるようお告げがあり、そうしたところ治った話から願いが叶う場所として人々がここへ来るようになったという。大量の十字架があるが墓地ではない。
夕方トラカイ城に着く、13世紀の城で湖の中の島に建っている赤レンガの中世の城で、中は博物館として当時の様子を伝えている。リトアニアは当時は今の16倍の面積がありかなり強い国であり、言葉もサンスクリット語に似ていて古い言語の1つである。他のバルト海の国とは歴史が大きく異なり中世は占領されなかったが、ポーランドの王子と政略結婚させられ武力ではない占領下に置かれた。
時の支配者により使われる言語の規制や、改宗等が当たり前のように行われた。しかしリトアニア人は母から子どもにリトアニア語をこっそりと教え伝えて消滅を免れた。