地球へ途中下車第30回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130430

今日からチェコに入ります。


次の【モルダウ流れるプラハ】は掲載第1回の2月2日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130202で紹介済みですが、行程の流れで今日も掲載します。
2011年09月16日(金) 05時20分01秒
チェコ
モルダウ流れるプラハ
ワルシャワ発、夜の8時36分出発のプラハ行き深夜特急…。
…この列車、車両2両づつが、ウイーン行き/ブダペスト行き/プラハ行き/の計6両編成になっていて、夜中に国境の駅で切り離してそれぞれの国行きに編成しなおすという列車なんですね。…さすが地続きのヨーロッパ、と感心することしきりですが、ひとつ車両を乗り間違えるとエライことになりますね。

しかもプラットフォームの表示、PRAHAプラハじゃなく、ARAHAアラハになってるし…ますます不安がつのる夫と妻です…。
でも女性の車掌さんは(ヨーロッパはどこともそうですね)切符を預かると、「安心してカギをかけて、いい夢みな! 起きたらプラハだぜ!」と言わんばかりに個室のドアを閉めて行きました…。
翌朝、目が覚めるとちゃんとプラハについていました(最近、寝台車に乗っても、朝は必ず起こしてくれる、そして列車は必ず遅れる、と2人ともえらく横着になっています…アユタヤのときからずいぶんな進歩です)
モルダウ川流れるプラハです!
プラハ城から見下ろしたプラハのまち。黒いのがカレル橋です。

チェコプラハはよく、日本人のイメージにあるヨーロッパのまちなみそのもの、東欧諸国のなかでも特に洗練された雰囲気のまち、と言われますが、本当にその通りでした。
カレル橋

カレル橋から見上げたプラハ

旧市街広場

…丘の上にきれいな教会の塔のあるお城があって、お城の城壁の端から下り坂の階段を降りると川のそばに出て、橋を渡ると迷路のような小路をいくつか経て、広場に出ます。中世の物語のなかにいるような感覚が味わえる類まれなまちです。歩いてじゅうぶん観光できます。

ところでこのプラハ城、城壁のなかの黄金小路にはカフカが書斎にしていた部屋などもあるのですが、

お城の端っこには鉄の扉のこわーい牢獄・拷問が行われていた塔などがなまなましく展示されていたりして、まさにグリム童話の世界で見ごたえじゅうぶんでした。
今夜はちょっと散財しました。
プラハ城のなかの石づくりの教会で弦楽四重奏のコンサートがあると聞いてB席チケット(1人3000円)を奮発しました!

音響効果は抜群でした。
帰り、お城の階段を下りていくと、おーおー満月が…

…誰でもヒロインになれるロマンチック満点のプラハでした!















2011年09月16日(金) 18時44分22秒
チェコ
チェコはビール!】
チェコ2日目はトラム一日乗り放題券を有効に使い、あちこちぶらぶら。
ヴァーツラ広場で酒屋さん(?)えらく大勢の人が出入りしていると思って入ったら、安いお惣菜やサンドイッチをたくさん売っていて、しかもその場で立ち食べができる軽食の店でした。ソーセージのサラダ、魚のフライ、キャベツのサラダ、パンで二人で本日のランチなんと63Kr(300円)。お安いです…

夜は「プラハでもし2時間だけ時間があったら、プラハ城でもなく、カレル橋でもなく、ウ・フレクーに行け!」と言われている名物の居酒屋に行きました。

古い修道院を改築したというこの建物自体も一見の価値ありですが、独自製法の黒ビールジョッキ一杯59kr(=280円ぐらい)が自慢で、座ると何も言わずに黒ビールを持ってきます…アコーディオンの生演奏つき!(日本人、とみると日本の曲を演奏してくれます)(さりげなくチップも要求してくる…)

…ところで、ビールはドイツか?ベルギーか?と思っていましたが(ドイツはいまのところ、まだ取材収集不足ですが)、

みなさん、ビールはチェコです!

チェコのビールにはバリング度という度数が表示してあり、高いものほど、混じりけなしの麦芽100%。雑味のない、麦芽そのものの味で、めちゃめちゃおいしいです! 初めて飲むビールです! ピルスナーというのもチェコのまちの名前だそうです。ウ・フレクー以外でも、何杯か飲みましたが(水を頼むより、コーラより、ビールが安い!)、いくら飲んでも頭が痛くなったり悪酔いしない、酸化防止剤や添加物の入っていない、おいしいお酒の種類の味です!
マッコリは韓国
ウオッカはロシア
そして、ビールはチェコ
…と夫と妻は認定したいと思います!










2011年09月17日(土) 06時16分46秒
チェコ

【おどきの国チェスキークロムロフ】
プラハから列車を乗り継ぎ4時間半、チェスキークロムロフというまちがあります。
小さなお城のあるまちなんですが、これがまたヨーロッパ中世の童話の世界そのもの!
プラハほど、人・人・人で混んでなくて、存分にグリム童話の世界に迷い込めます!

…このお城はだまし絵で有名です。

この壁も立体的なレンガに見えますが、実は平面に書かれたもの。
仮面舞踏会の広間にぐるりと書かれたにぎやかな絵が有名なのですが、残念ながら館内は写真撮影禁止でした。
(ツアーに入らないと、建物の中には入れない。ちなみに外観だけで、お城のなかをブラブラするだけならタダです。プラハ城もそうでした)。
お城から眺めたチェスキークロムロフのまち。山を背景に川にぐるっと囲まれた、ほんとうに小さなかわいいまちです…

…ところで、プラハからウイーンに向かう列車のホームで一人の日本人の女性に出会いました。
なんとなく話をしていたら、妙に話が合う…。どこにでもあることなんだな、と思っていたら、な、なんと! 都道府県、市町村まで一緒、家がかなりご近所だということが発覚! ものすごい確率の偶然です…
ウイーンで同じ同じユースホステルに泊っていたら、ポーランドのクロクフのユースで出会った日本人の男性と再遭遇。日本を出て2年目だそうです。
以前ベルリンではロシアの赤の広場であった男性とも再会したし、日本人でヨーロッパを回っている者同士は、出会う確率、高いようです…
o(^-^)o
いろいろ情報を交換させてもらいました!