地球へ途中下車第51回

写真掲載が復活しました。長らくご迷惑をおかけしました。当ブログ編集者

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/2013076


今日はロンドンを発ちトルコに向かいます。


2011年11月17日(木) 04時25分15秒
トルコ
【あやしすぎるイスタンブールの宿】
あちこちのユースホステルで出会った日本人の旅人たちがみんな口をそろえて言うことには、
「トルコはよかった」「トルコはもっと長く居たかった」

…そうなんだ。

期待がものすごく膨らんでいただけに、実際に来てみた感想は

あやしすぎな街…
宿のあるスルタンアフメット地域に着いた時刻がもう暗かったせいもあるのか
かなり変わった、あやしいにおいするまちです。

夜のブルーモスク

予約した宿はいちおう、ホステリングインターナショナルからアクセスしたYHのはずなんすが、「きょうび、こんなにあやしいラブホは桜ノ宮にだってないぞ!」、というぐらいあやしい…
2軒先の別のYHは客であふれかえっていて賑やかで健全な雰囲気なのに、なぜかここだけは一階のBARレストランもガラガラ。2〜4階のホステルは客がいないからか(もしかして我々だけか?)、省エネ目的か、電気が消えていて廊下は真っ暗…


なぜこんなところにタンスが?そしてマットレスが…?

部屋のなかは照明がうす暗く、何かの匂いをかき消すかのような芳香剤の香りが…


…3泊も予約せず、とりあえず一泊だけにして、様子みて延泊にすればよかった…

暗いのか、明るいのか、わからないスルタンアフメットのまち

ネットではユーローで価格表示してあったのに、支払をカードで、というと「キャッシュならユーロー、TL(トルコリラ)どちらでもいいが、カードはTLだけ」と。「TLだといくらになる?」か聞くと、高い…。それはユーロ→TLのレート設定がおかしい。…仕方なくあるだけユーローで払って、残りの分をTLでカードで。.我々のそのあまりの計算の細かさぶりに、敵もさすがにムカッ…。
しかしそれにもめげずひるまず、「トルコはイスタンブール以外はどうするんだ?カッパドキアやパムッカレへは行かないのか?バスを手配してやる。ツアーもあるぞ。なんでも私に相談しろ」と、やたらすすめてくる。

「誰があんたのすすめでなんて行くか! トルコリラへの換算の例が、推して知るべしじゃないか!」

…と言いたいが、その後もあいかわらず下で出会うたびに「カッパドキアはどうする?なんでも私に相談しろ」と言ってきます…

…3日間、ぶるーです…
( ̄_ ̄ i)


…ところで地下鉄のなかで見たナゾのポスター
何かの啓発だと思うのですが

これはたぶん「地下鉄への飛び乗り乗車は危険です」だと思のですが

…これは一体、何を意味しているのでしょうか?
いくら考えてもわかりません…

トルコ語がわかる方がおられたら教えてください…

ナゾが多いまちです…









○○◎○○◎○○○

2011年11月18日(金) 04時12分58秒
トルコ
【トルコ風呂の元祖、トルコのハマム】インドが嫌いでない方、インドに興味をお持ちの方、
たぶん、トルコは、Very好きになれると思います。
…ちょっと同じニオイがします。
あやしさ感、混沌感、ごちゃごちゃ感…そのなかを漂う不思議な浮遊感…。
かつて巨大な王国と高い文明を築いていたという点も共通しています。
しかもインドのように、道にウ●チも落ちていないし、道を歩いていて牛に轢かれそうなることもありません…かなり都会です。

ただ、うれしいことにはインドにカレーしかないのと同じように、トルコには基本ケバブしかありません…。

今日はまずブルーモスクとアヤソフィヤを見学。この二つはすぐ近くに、向かい合うように建っています。

.
天蓋の内側はこうなっています。いまもお祈りの場です。

ブルーモスクは無料で開放されており、アヤソフィヤは博物館としてしっかりお金をとっています(20リラ)。

有料ですが、日本語のオーディオガイドもあります。

そのあと、グランドバザール(屋内市場)に行きました。
ここは雰囲気は楽しいですが、かなり観光地化されていました。


アラジンの魔法のランプ?





○◎○


◎○○◎○○○

水パイプ

スィルケジ駅方面に、ばんごはんを食べに行きましたが、グランドバザールからエジプシャンバザールまでの細い路地の通りが地元の人が買い物に来る市場のようです。


すごい人です。

全く同じパシュミナのスカーフがグランドバザールでは最初聞いたときは「25リラ」(1250円)、「20」「15」まで下がりましたが、路地では普通にどこでも10リラで売っていました…。
ご飯も昨日の夜、今日のお昼、今夜と、だんだん値段が下がり、反比例して味がおいしくなってきました。今日行った「バルカン」はトルコ人ご用達です。もし夫と妻がこの街に住んでいたらたぶん一週間に一回は行くと思います。


そして、晩ゴハンを済ませた2人が向かったのはハマム!
日本のトルコ風呂の語源(?)になったアカスリエステです。
温泉好き、サウナ好きの2人としてはどうしてもこれをはずすわけにはいきません!

チェンベルリタシュハマムはいちおう外国人向け。入場料+アカスリ+ボディ洗いで一人69リラ(3500円ぐらい)。高い…。でもここは行かねば。

例によって館内は撮影禁止なのでポスターです

入るとロッカーに案内され、着替えてタオルを巻いて、岩盤浴のような大理石の台の上で寝ること20分。しっかり汗が出たところで担当のアテンダントがやってきて、アカスリと身体洗いをやってくれます。その後、自分で好きなように洗います。
設備もいいし、歴史的な建造物の雰囲気もいいし、システムもできている。
…しかし肝心のアカスリの技術がいまいちでした。
トルコからみんなで韓国のアカスリマッサージに研修旅行に行ってほしいと思います。

ところで、昼間も思ったのですが、トルコはなぜかラテン系のスペイン人の観光客が多いです。親和性があるのでしょうか?
ハマムで、今日、夫はアカスリボーイに「Aer you スパニッシュ?」と聞かれたそうです…

……?

……?
どこが?

(本人がいくら「ニーハオ」と言おうが、「アンニョンハセヨ」と言おうが、「……ニホンジン?」と、言われる、どこからどう見ても日本人なんですが…)
(;^ω^A


2011年11月19日(土) 01時29分01秒
トルコ
【スパニッシュ夫の秘技…】
現在、スパニッシュ・夫、隣でパソコンと格闘しています…。
(昨日、トルコ式あかスリエステのハマムでスペイン人と間違えられたらしい…)

(ちなみにパソコンは2台持って来ています)

トルコのバス会社のホームページにアクセスして、明日のイスタンブールカッパドキア(ギョレメ)までの深夜バスのチケットを予約しようとしているのですが、それにはまずバス会社に会員登録してパスワードを入手する必要があり、しかも言語が英語には切り替えられず、トルコ語のまま…それをトルコ語和訳サイトと首っ引きで日本語訳にしながら…。
(ま、もともと英語ですらもあまりよく理解できていないので、もともと英訳サイトと首っ引きなので、それがトルコ語になっただけの話でそうたいして苦になってないと言えば言えるかもしれんのですが…)

イスタンブールのまちなかの旅行会社(当然、ホステルでもよろこんで取りの扱っている)で、ツアーを申し込めばいいだけのことなんですが、それだと当然、べら高い…。
( ̄_ ̄ i)

できれば自ら切符を買い、できるだけお安く行くのが我々のポリープ…いやポリシーです。

英語力が英検3級程度であるにもかかわらず、資金がそんなに潤沢でないにもかかわらず、我々が海外を個人旅行できるのは、こうしたインターネットの世界的な普及とそれを徹底的に使いこなそうとする執着心にある、と断言してもよいでしょう…。


≪すぐに役立つ、スパニッシュ・夫の秘技シリーズ≫

「防水でないカメラを水のなかに落としてしまった!こんなときはすぐに…」(「お風呂の語源・バースでいい湯体験」)…に続いて、イギリスでのできごと…。

ロンドンのユースで日本人の女の子が「変換プラグを貸してもらえないか?」と言ってきました。
ご存知のように、ヨーロッパのコンセントはC型、丸い二つ穴(国によって微妙にピッチが違うことがありますが)です。イギリスのは、その上にもう一つ穴がある3つ穴なんです。彼女が持っていたのはいわゆるC型でした。
「…もちろん貸してあげるけど、また次に困るだろうから、そのC型のプラグで、イギリスでも充電できる方法を教えてあげるわ」と。
(…って私も知りませんし、ぜひ教えてください)

上の穴は実は通電しておらず、下のコンセントを開くための安全装置で、まずそこにサイズの合うしっかりした棒かなにかを突っ込んでから下二つに入れると、C型でも入ります。下がいったん開いて入ったら、上の棒はもう抜いても大丈夫です。
上に入れる棒はしっかりとした紙とかを丸めたものとかでOKですが、くれぐれも詰まらせてしまったりしないように注意。非常事態時のみの裏ワザにされることをおススメします。また実行するときは自己責任でお願いします。

…いろんな裏ワザがあるものですね!

次回の秘技披露を期待!(妻)