地球へ途中下車第71回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130914

今日はチリそしてイースター島に向かいます。

2012年01月20日(金) 11時25分07秒
チリ
チリでついに盗難にあう、その瞬間、防犯カメラが見たライブ映像
今日のブログはチリに入国。生もの、果物持込禁止のチリ国境でニンニク持ち込みの結末の予定(機会があればアップロードします)…のはずだったが、ついにバッグを置き引きされた! まさかと思う場所で…に急きょ変更。

ホステルのフロントで予約した、知らないとの話。飛び込み扱いで宿泊費22,700ペソになるという。予約なら20,000だ。その差約540円。お互いに不十分な英語でのやり取り。送信したメールを見せるためパソコンを立ち上げ…。
フロントとのやり取りが熱くなり、リックからメールを読むためのメガネをとりだし足元に置いたのが敗因。

後は、鮮やかな手並みを、二人ひと組の連係プレイ。
防犯カメラが捕らえた瞬間

2012年01月21日(土) 22時31分33秒
チリ
イースター島に降り立つ
イースター島に降り立った…。

小さな空港が人でごった返している。我々が予約しているユースホステルからも出迎えの人が来て、なんとレイをかけてくれた(昔のハワイのようだ)。空港での出迎えはこの旅行での初体験。
嬉しそうに記念撮影。

置き引きにあったのは不運。プロの標的にならないようスキを見せないと反省。やはり3泊連続バス泊は、肉体、精神の疲労がたまるのでやめたほうがよい。
心配してくださった方々にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。!


…ところで、昨日書く予定だったにんにく。一個1〜2万円?
チリは生ものの持ち込みを禁止している。空路より陸路のほうが持ち物検査が厳しいと聞いていた。

アルゼンチン ブエノスアイレスからチリ サンチャゴまでバス(TUR-BUS会社)で移動した。
車掌がバスに乗るとき「生ものを持ってないか」「オレンジを持っている」「車内で食べておくように」と指示を出す。「マテ茶は?スパゲッティは?」「両方問題は無い」と教えてくれる。
国境に到着し、出国手続き、入国手続きを終え、いよいよ関税(持ち物)検査だ。
バスから降り、X線検査機の横に並ぶ。前を見ると同じバスの乗客が預けた荷物を開梱している。
この前の国境越えでは我々の乗ったバスの乗客だけが預けた荷物を持たされて関税検査を受け、今回は無かったので、「すごい量の荷物のため抜き取り検査をしているのだ。ラッキーこれでにんにくは見つからない」と喜んだ。
X検査機の横にバスの乗客がすべて並ぶと検査員が最後に並んだ4〜5名に持ち物をX線検査機に通すように指示を出した。「やっぱり、抜き取り検査なんだ」と思っていると、検査員が次の4〜5名にも同じように指示を出した。「えっ、全員持ち物検査をするんだ」
持ち物検査を終えると、バスでは預けたにんにくの入った荷物を積み込んでいる最中だった。
「X線検査機の前で開梱していたのは不審物見つかった荷物」と気がついた。検査前ににんにくを捨てることはできない状況だ。見つかると罰金1〜2万円。見つからなかって、よかった、よかった。

イースター島行きの飛行機の機内持ち込み検査、検査前にバッグの中に果物用のナイフが入っているのに気がついた!  いつもなら、指摘されるのがイヤなので検査前に捨てるのだが、このナイフはスイスで買った記念品。捨てるわけにはいかない。検査で見つかったら他の持ち物までも厳しく検査されることになるが、他に指摘されるものを持っていないので、バッグに入れたまま検査に通した。
バッグが検査機に入り検査中のはず…係員が次の人に荷物をベルトに乗せるように指示を出している。無事、検査終了。

書いていて、脇の甘さがやたら目に付く。旅行慣れで緊張感がなくなっていると、再び、猛省。
大空とモアイに向かって反省しよう!


2012年01月22日(日) 20時37分25秒
チリ
モアイだけではなく、なんと魅力的な南の島
イースター島はチリ・サンチアゴから飛行機で約5時間…
(このルートしかありません)
LAN航空が独占しているためか、もともと不便な場所だからか…航空運賃がものすごく高い(サンチアゴから往復10万円ぐらい)ので、ワンワールドの世界一周航空券を使っている人のほとんどは、イースター島に来ることが目的のようです。

ここは…モアイだけではなく、島自体がものすごく魅力的な場所ですね。

世界遺産の島で、世界的に有名な観光地のはずですが、やはり訪れるのが大変な場所だからか、世界中からそんなに観光客が押し寄せているふうではなく、ものすごくのんびりしていて、どうやらまだ安全。

ヒヨコを連れて道を横断していく雌鶏…
鍵もかけず窓も開けっぱなしの車…

まちのほぼメインストリートです


泊まっている宿の入り口ですが…ジャングルの入り口にしか見えません
まちなかの海岸に建つモアイ

モアイ以外にもこんな彫像があちこちにごろごろしています…


1500年以降に建てられた比較的新しいモアイは頭にプカオという帽子(当時の髷(まげ)のようなヘアスタイルだと言われていますが…)をかぶっています。タハイ儀式村。

2日目は自力で郊外へ。島を半周して回るコースに遠出しました。
(車で行くツアーや自転車でなら3時間ぐらい、歩くと全部で6時間ぐらい)
まずプナパウという頭の上に乗っている帽子のような石の切り出し場所を目指して村を出たのですが…途中で車に乗せてもらい…
プナパウからアフアキビに向かう途中では雨も降ってきて、ツアーの車が
「一緒に乗っていけ」と声をかけてくれて、乗せてもらい…(ありがたい!)
…結局、自力で歩いたのは1時間半ぐらい?(情けない…)

とにかく村を出ると、お店が一軒もないので、水と食べ物は確保して、日焼け対策と同時に、島の天候は変わりやすいので寒さ・雨対策もしていく必要ありです。

帽子石の切り出し場プナパウ


海に向かって建つ7体のモアイ、アフアキビ。7人の酋長だと言われています。モアイが見つめているのは春分秋分の日に太陽が沈む方向と言われています。


ちょっと雨が降ってきました(でもすぐに止む)。

村に戻ってくると、小学校の体育館で、島の人たちがダンスの練習をしていました。2週間後に島で大きなお祭りがあるそうです。

明日はランチ持参で、島をぐるっと一周してモアイを訪ねるツアーに参加します!