地球へ途中下車第78回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130929

今日はボリビア滞在、そして旅の実践編を。
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2012年02月12日(日) 12時08分05秒
ボリビア
マチュピチュ─ウユニは南米日本人旅行者の銀座通り】
現在、ウユニ塩湖にいます!
ネット不通エリアのため、この記事は未来投稿です。
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マチュピチュはクスコを拠点にしてクスコから行って帰ってきます。ウユニ塩湖もラパスを拠点にして行って帰ってくる場合が多いので、この2か所の関係はよく似ています。

そしてチチカカ湖のあるプーノを挟んで、マチュピチュ(クスコ)─ウユニ(ラパス)間は、南米観光のゴールデンルートというか、日本人バックパッカーは必ずここを通る、いわば銀座通りの様相です…。

いま日本の大学は春休み。ウユニは雨季でハイシーズン。この間会った日本人、「マチュピチュは?…、ウユニは?…」が挨拶です。

実際、日本人率が高いです!
こんなに日本人の個人旅行者同士が遭遇する場所は、地球上に、他にはあり得ないのでは?! と思うぐらい、宿でもバスのなかでもターミナルでもまち中でも必ず日本人と出会います。
日本人宿に泊まればなおさらですが(南米の各地には必ず先人が切り開いてくれた日本人宿というものがあります)、それ以外にも日本人がよく利用するそこそこそこ安く安全な宿があり、日本人が溜まるようにできています。
…そしてみなだいたい同じような日程で動いているので、クスコの宿で一緒だったメンバーとラパスの日本食レストランでばったり再会したり、プーノからのバスが一緒だった学生さんとまちなかでばったり出あったり、マチュピチュでは先だったのにウユニでは後に…ということがしょっちゅう起こります。

…クスコでもラパスでも先に行って帰ってきた日本人から現地の最新情報を仕入れ、また戻ってきたときはこれから行く旅人に、「マチュピチュに行けば必ず高山病は治る」、だとか、「今の時期のウユニ塩湖は昼間は照り返しが強くて日焼け止め必須だけど、夜、星空を見にいくときは寒さレベル真冬なみなので防寒服が必要」だとか…情報を交換、伝達しあいます。

これは結構、楽しい出会いです。

…でもラパスからリマへどう戻るか、我々はつい先日、ネットで飛行機をとったのですが、次の日の朝、同じ宿の日本人から「ラパス─リマ直通、オルメーニョ社(ペルーの大手のバス会社)の21時間バスがある。いまからそれでリマに戻る」…と聞き、「しまった! それにすべきだった!」…その情報、あと一日、早く知りたかった…と後悔したところです…

チチカカ湖










2012年02月13日(月) 12時11分54秒
旅の実践編
世界旅・夫と妻の役割分担は?
現在、ウユニ塩湖にいます!
ネット不通エリアのため、この記事は未来投稿です。
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世界一周旅に出て、はや7か月。

この間、なんとなく、夫と妻の2人の関係は、ある一定の法則に基づいた役割分担がより固定化してきたような気がします…。

この役割分担を確認することは、今後の夫婦関係、人生のスタイルを確認する作業に通じているかもしれません…

「旅は人生の縮図」とも言うし…
「旅は道連れ、足は靴ずれ」とも言うし…

…つまり、大きな移動を決定するところは夫、身近に細かく動くところのディレクションは妻、という役割分担です。 いろいろやってみるなかでこれが一番双方の興味、特性に合っているということで、自然にそういうスタイルになっていきました。

ラパスからリマまでどう戻るか? 飛行機は飛んでいるか? マチュピチュへの鉄道、入山の予約はどこのサイトにアクセスしてとるのか?…など、移動手段を調べたりやホテルを予約、手配関係の段取りをするは主に夫の仕事。
まちに着いたところで、地図や標識と現地の地理を見比べて判断したり、現地の人とコミュニケーションし、バス停やホテルの位置がどこか、このまちの見どころは何か、まちあるきをナビゲートするのは主に妻の仕事。

つまり…

 遠くを見るのは夫の目
 近くを見るのは妻の目

 …という役割分担です。

世界旅の最中で出会った他のご夫婦も、だいたい同じような役割分担で動いている、と言っておられたので、これは旅における結構普遍的な夫と妻の役割分担かもしれません。
…実際、原始人類の男性と女性の役割分担も、機能の違いから似たような感じだったと本で読んだことがあります。狩猟のためより遠くまで見通すようにできている男性の視野と、逆に洞窟内での安全確保のため周辺視野が広い女性と。

逆に一人旅は、遠くも近場も、どっちも一人の目で見ないといけないので、大変だろうなあ…とつくづく思います。


よって道を歩いているときは…

 「あっ!向こうから車が来る!危ない!」…と妻を制するのは夫で…

 「あっ!そこにウ○コが落ちている!危ない!」…と夫を制するのは妻です…

やっぱり、遠近両用、遠方は夫で、近場は妻?…
二人三脚…二人で一人前?

( ̄∀ ̄)・:*:*:・( ̄∀ ̄)・:*










2012年02月13日(月) 12時32分30秒
旅の実践編

【旅先で買った便利グッズ・湯沸かし】
日本は豊かな国で、旅行を楽しくするための便利グッズもいろいろあり、なんでもすぐ手に入る。
どの便利グッズを持って行き、どれを持っていかないかを決めることは楽しい作業のひとつだ。

アルゼンチンで買った湯沸かしグッズ。
(現地の言葉ではパリエンタドール)

お湯が沸騰し噴きこぼれたので慌てて湯沸かしグッズを湯から取り出したら、たちまち真っ赤になりメッキがはがれてしまった(必ずコンセントを先に抜いてから本体を湯から引き上げるようにする)。でも、壊れなかったすぐれもの。

ペルーで買った広口ステンレス魔法瓶。


この2つを組み合わせてお湯を沸かしてお茶を飲む。
アルゼンチンではマテ茶、ペルー・ボリビアではコカ茶。
お茶はいい。疲れがとれていくようです。
小腹が空いた時、これでカップ麺も食べられる。
旅行前、自炊できる宿に泊まればお湯なんて簡単に手に入ると思い、持って行かないと決めていたグッズ。でもお湯が確保できないホステルが意外に多く、ヨーロッパ旅行中から捜し続けていた。

注.魔法瓶に入れた水を全部を熱湯にするには簡単なコツが必要です。



2012年02月10日(金) 00時50分35秒
ボリビア
【えっ!ウユニ行きバス、道路封鎖につき運休…】
現在、ボリビア時間、2月10日午前10時です…
トドツーリスモのバスが朝9時にウユニ村に着き、現地でウユニ塩湖行きツアーを捜してそのまま参加し、今頃、ウユニ塩湖に向かっている頃…

の、はず…が…

…実まだ、寝巻のままでラパスのホテルにいるんです…

なんでやねん!!!

…昨日、「13日にまた帰ってきます!」、とホテルに大きな荷物を預けてチェックアウトし、鼻歌まじりでバスターミナルに行ったのです!
「この旅で一番楽しみにしていたウユニ♪〜いよいよウユニ塩湖やな〜」と。


…バスターミナル近くのトドツーリスモ社のオフィスに着いたのは午後6時15分…。


すでに日本人の旅人がお一人おられました。ウユニからはチリのアタカマ砂漠へ抜けるそうです。標高3000mの砂漠では星の量がハンパなくすごいんですって。
…へえ〜いいなあ…それっていいなあ〜

…なんて言ってたら、午後7時近くなり、続々とこの便に乗る乗客が到着。そろそろかな、とトイレに行ったり、荷物をまとめたり待機していたら、カウンターが騒然としだし…
ん? なにやら重大な発表が…?

今日のバスは運休です…。



       え!
そ、そんなあ!

…途中オルーロ手前で、少数民族による政府に対する抗議行動が道路を封鎖しているため、バスが通過できないそうです…。インティへナの人々は日ごろからなにかと差別的な扱いを受けているそうです。
いったん、このロックアウト状態になると、封鎖が解除されるのに4、5日かかることもあるそう…予約をキャンセルする場合は料金を払い戻すので手続きをしてくれ、と。予約をそのままで明日以降のバスを待つ場合はとりあえず明日の朝、ホテルに連絡するから連絡先を教えてくれ、と。

我々は明日、動くなら明日に予約を振り替える、とホテルの連絡先を伝え…、
ウユニですでにツアーを予約している人はその日程の変更、キャンセルする客、どうしてくれるんだ、とねじ込む客…などで、ごったがえすオフィスをあとに…、さっきチェックアウトをしたホテルにすごすご戻ったのでした…
(ホテルは「またか…」という顔で同じ部屋を開けてくれました。日本食レストラン「けんちゃん」に行って、かつ丼、冷麺、キムチチャーハンのやけ食いをしました…)

中国人の20人ぐらいのツアー客が大きな鞄とともに陣取っていましたが、彼らはどうすんでしょうか? …いまから今夜の宿を探すにも人数が多いので大変と思いますが…、すでにここで夜明かしするような覚悟で買ってきた食糧で食事をはじめておられましたが…

そして、今朝…

ホテルに直接個人名あてで電話がありました。(その前にすでにホテルにはトドは今日も運休だという情報が入っていたが)、「今日も運休。明日は多分大丈夫」…とのことで…。

…情報によれば、トドツーリスモ以外の料金が半額の地元バスならなんとか通過するらしいです。封鎖されている場所でいったんバスを降りて、歩いてバリケード地帯を通過し、また別のバスに乗る、と。

…でも、それって抗議行動をしている人々に対してピケ破りのような行動になるわけで…かなり危険…ですよね…

とりあえず、少なくとも明日の夜まではラパスで足止め確定です……

この旅の最大の格言

万事、塞翁が馬…

その後の状況は、また報告します…

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