地球へ途中下車第86回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20131026

今日ブラジリアに滞在し、イグアスの滝に向かいます。
○○


2012年03月10日(土) 12時50分27秒
ブラジル
スキミングカード・海外再発行を待つ…】

今回、ブラジリアで泊まっているホテルです!

はっきり言ってこの世界旅で泊まったなかで一番高級なホテルです!
ロシアで泊まったホテル以上です。

ミニバー・ミニキッチン付きのリビングと…

ベッドルームがなんと別部屋なんです!…

どっちか一部屋だけでも完全に安いホステルの全面積より広いです。
それにベランダ! 屋上にはプール!
計画都市・ブラジリアが見渡せます!

…こちらは旅の途中で見かけたベッドオンリータイプのお部屋です…

(…ていうか道路の真ん中で通行の妨げになっていると思うのですが…でも涼しそうです…)


実際には価格は一泊一万円で、この旅一高値ではないですが…(コストパフォーマンスが悪く、高いホテルがあった)。ネット予約のbooking.com(日本でいう「一休.com」のようなもの)は、直前予約で50%割引とか割引価格で泊まれて実際にはお得なことが多いのです。妻の値踏みでは、実価格一泊3万円以上のホテル、と思います…

いつもユースか一泊2人3000円までで宿を捜す夫と妻が、なぜブラジリアだけ、しかも2泊3日の夜行おんぼろバスで来て、なぜこんな高級なホテルに泊まっているか?
その訳は…
それもこれもスキミングされてロックがかかってしまったクレジットの臨時再発行のカードを受け取るためなのです。
クレジットカードは日本国内でも本人確認郵便でないと受け取ることができません。アメリカからの宅配便の送付になるそうですが、それなりにしっかりしたフロント体制のある3つ星以上のホテルでないと、いつも泊まっている家族経営のホテルとか、夜間はフロントが誰もいないとか、電話に出ないとか…では困るからです…

…で、突然の高級ホテルステイです。
♪♪♪
……
ところが…本来なら昨日届いているはずのカードが、チェクイン時も今も、まだ届いていない!

スカイプ日本経由でカード会社に問い合わたとこと、現地の宅配便の業者の手違いで昨日は配達できず、今日は「いま出たところ。1時間以内にそちらのホテルに着く」と。…で、1時間後に再び連絡があり、「5時まで待ってくれ」と。

…それって中華料理屋に出前を頼んで2時間たっても来ないので「タンメン2つ、まだか?」って電話したら、まだ作ってないのに必ず「いま、出ました」って返事するようなものですか…?
……
信じられない話ですが、実はキャッシングできるカード3枚の内、2枚が同時にスキミングにあい、キャッシングできるカードが残り1枚。

…これが何が何でも緊急発行のクレジットカードを入手しなければならない理由です。

クレジットカード会社に「スキミングに対してのユーザーの対策は…」と問いかけると「方法が特定できず、残念ならが有効な対策はありません」「…残り1枚もスキミングされるかも」…スキミングは日常茶飯事のできごと、と心底思いました。クレジット会社が利用状況をチェック、発見して利用を止めてくれたので私たちの実被害はありませんが、老婆心ながら、国際キャッシュカードがスキミング被害を受けた場合、銀行はチェックしてくれるのでしょうか?


…現在、4時半。ホテルのホテルの部屋でカンヅメ状態。ひたすら宅急便が届くのを待っています…

本当に、今日、来るんだろうか…
( ̄_ ̄ i)


2012年03月11日(日) 09時43分29秒
ブラジル
【ブラジルの焼き肉食べ放題・シュラスケリア】


ブラジルの首都・ブラジリアは計画都市、人工的につくられた未来都市なのですが、あまりに計画的すぎて、人が住むには適さない、という印象…

ドバイのように、都市全体が鳥かジェット機のようなかたちをしているのですが、縦横に走る高速道路が何本もまちを分断していて、
北のウイングのホテルエリアに宿泊したら、南のウイングのエリアには行けないみたいです…

ブラジリア名物のミュージアム

昨日は、元気を出すため(やけそくとも言う)、ホテルの近くのブラジルの焼き肉・シュラスコの専門店シュラスケリアに行きました。

シュラスケリアのシステムは定額制。この店はひとり44,9R(2250円ぐらい)で、あとは飲み物意外、すべて食べ放題になります。

こんなふうな串刺しの肉を持ってきて、「欲しい」と言えば、切り分けてくれます。

肉は部位によって名前があるようで(サーロインとかリブみたいな、もっと名称が細かいようです)、岩塩で焼いたもの、ニンニクをこすりつけたものとか、いろいろ。

串刺しのお肉はけっこうしょっちゅう回ってくるので、毎回、食べていると、すぐにお腹がパンパンになってしまいます。

こんなカードが各自、テーブルに置かれていて…


もっと肉がほしいときは「SIM」、しばらくお休みしたいときは「NAO」の面を向けておきます…
でも「NAO」にしておいても、そんなことには構わず、「どや、どや、どや」と次々にやってきます…

あとバナナのフライやポテト、焼いたチーズなんかもいろいろと回ってきます…

サラダとデザートはサラダバーで食べ放題。

我々はもう何年か前から、そんなに量がたくさん食べられなくって、食べ放題負けするようになったのですが、食欲全開の若者、ぜひ一度、どんだけ食べられるか、挑戦してみてください…


ブラジルの地酒(?)、さとうきびでつくった蒸留酒をライムで割ったカイピリーニャは別料金。ブラジル人は砂糖も入れて飲むようですが、日本人は砂糖ぬきで十分おいしい。ちょうどジントニックのようなかんじです。


…さて、アメリカからの再発行臨時カードの荷物の件ですが、せっかくブラジリアの3つ星半ホテルに2泊しましたが、結局、受け取ることができませんでした…
はあ…この件に関してはいろいろやりとりがあって、腹のたつ行き違いがあって、2人ともひどく疲れました…
明日はもうブラジリアを出ないといけないので、振り出しに戻る…です。

もう一枚のカードが復旧したので、当面はこれでしのぎます…

明日の朝早く26時間バスに乗って、あさってはブラジル最大の目的、イグアスの滝です!

2012年03月12日(月) 11時47分17秒
ブラジル
【悔しさと後悔】
ただ今、イグアスに移動中でバス車中泊
この記事は未来投稿です。
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ブログ「2度目の盗難?詐欺サイトinリオカーニバルチケット 」で紹介したサイトはどうやら詐欺サイトではなかったようです。
ご迷惑をおかけしました方々にお詫び申し上げます。

ようやくショックから立ち直り、改めて反省と同じ誤りを繰り返さないための再発防止を検討しました。

【誤解した背景】リオの宿泊ホテルでチケットの交換先を問い合わせたところ、カーニバルの公式チケット交換(郵送チケット?)オフィスを紹介された。
公式チケット交換オフィスで交換できないとわかった時、後ろに並んでいた外国人カップルが「この会社は存在しない。我々は詐欺にあったのだ。一緒に警察に行こう」と声をかけられた。
インターネット手配のチケットに詳しいと思われる旅行会社を探しにカリオカ周辺に行ったがどこの商店も硬く扉を閉ざし、町中が大騒ぎの異様な雰囲気が漂っており、旅行会社を探せる雰囲気はなかった。
次の日、再度、公式チケット交換オフィスに行った時、警備担当の係官に、またかという態度で「あなた方は詐欺にあった」と説得され、納得してしまった。

【最初が悪けりゃ…】
我々が泊まったホテルの評価は「最低」でした。「最低」の意味は「ホテルは泊まる場所を提供するだけ」だった。
ホテルで相談しようにも相談相手になってくれる雰囲気まったくなし。イヤなら出て行けといわんばかり。
ホテル内無料WiFiのはずが、WiFiつながらず(設定されていなかった)。
今までならば、最初のボタンの掛け間違いを、どこか(主にインターネット、ホテルの案内、観光案内所等)で訂正できたものが、リオのカーニバル開催中という非日常の中で冷静さをなくし、第3者の視点を欠いたため最後まで詐欺サイトであるという誤った判断をくだした。

【再発防止】
再発防止は情報を収集する手段を簡単に確保できる場所に常にいること。今回、リオで宿泊したホテルは情報の収集ができる場所でなかった。

【本当に怖かった】
ところで、『○○の歩き方』で、“最も危険な地域”と書かれているリオ・デ・ジャネイロのセントロの北側にホテルはあった。
カーニバル中ということもあり、ホテルの周辺の店はほとんどシャッターを下ろし、鍵を2重に掛けて閉店していた。
日中でも一人歩きの人はほとんどいない。自然に2〜3人以上のグループになって歩いている。夜7時頃、あたりは薄暗くなってくる。薄暗い中の一人歩き、女性でもついて行くのが大変なぐらいの非常な早足で自動車や出店等の障害物を避けながら歩道を歩く。決して車道を歩かない。ホームレスも決して一人で公園や店の軒先に座っていない。必ず複数で話をしている。
暗くなる前にホテルに戻ることを心がけている我々も、この光景を見ると夕暮れになるまでインターネットカフェ情報等で収集をする気分になれなかった。

2012年03月13日(火) 10時12分03秒ブラジル
【滝にかかる虹に興奮!イグアス・ブラジル側】
ブラリリアからバスで26時間…。

イグアスの滝のブラジル側のまち、フォス・ド・イグアスへやってきました。…このあたりはイグアスの滝をはさんで、ブラジルとアルゼンチンとパラグアイの3国の国境が隣接しています。

イグアスの滝が見えてきました!

ブラジル側のイグアスはアルゼンチン側のような迫力には欠けるのですが、滝の全体が見渡せることが特徴です。

市内からは国立公園行きのバスで終点まで。国立公園入園料を払って(49R=約2500円)2階建てのこんな展望バスに乗り込みます。

我々は遊歩道の手前で降りて歩きましたが、終点の展望台までバスで行くこともできます。乗り降りは自由なようです。

遊歩道を少し歩くと滝の一部が見えてきて早くもテンションが上がります。

遊歩道を歩くこと約10〜15分。次々と現れる滝と大自然の風景にテンションは上がりっぱなしで…

そしてついにイグアスの滝のハイライト「悪魔ののどぶえ」に到達します!

水しぶきパワーがすごいです。マイナスイオンMAXです。
…振袖および舞台衣装、スーツなど、濡れると後で困る服装ではイグアスの滝には行かないほうがいいでしょう。

こんなふうに悪魔ののどぶえがよく見える位置まで遊歩道がつくってあります。

展望台のエレベーターです。ここまでさっきのバスで来て、エレベーターを降りればほとんど歩かずしてここまで来ることができるんです。

展望台の上から滝の上部を見たところ。イグアスは滝だけでなく、滝を含む大自然のスケールがもうすごいです!

水しぶきでできる虹です。運がよかったのか、天気がよければいつでも見られるのか?2重になっています…

虹と悪魔ののどぶえ

明日はアルゼンチン側へ行き、悪魔ののどぶえにさらに接近! できればボートで滝をくぐります!