地球へ途中下車第100回


今年初めの連載開始からついに100本目を迎えました。1回に3日分くらいを転載してますので、およそ300日分を紹介させていただいたことになります。1年間の世界旅行ですから、約5/6ということでしょうか。
当ブログは05年2月の開設以来ページビューは96万回を越えました。最近は1日700前後ですので、2月7日の9周年記念日辺りで100万の大台に乗りそうです。そして、その頃この連載も“千秋楽”を迎えるのでしょうか…。
根来ご夫妻の楽しい世界旅行レポートのおかげで当ブログへのアクセスも増えています。100本目の節目で改めてお礼申し上げます。読者のみなさまに感謝!感謝!です。

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20131208

今日はナイアガラからトロント、オタワです。
○○

2012年05月10日(木) 12時38分32秒
カナダ
【雨のち晴れ…やっぱりナイアガラ最高!】
ナイアガラフォールズ3日目…
トロントへの移動日です。

トロント行きのグレイハウンドは3時20分。
時間があるので、それまで
川下のワールプールエアロカーに乗りに行こうか、
…と思っていたのですが…。

あらら…

なんと、晴れました…!!

ならば、ならば、もう一度、きれいな滝を見てみたい…。
青い空の下、輝くの光の下で流れ落ちる滝を見てみたい。

…というわけで、もう一度、滝を見に行くことにしました!

…おとといの前言、撤回します。

雨だった昨日、おとといと違い、今日のナイアガラは圧倒的にきれいです!

水の流れのいく筋もの白と、エメラルドグリーンの水の色のコントラストが
太陽の光に輝いて美しい!

特にカナダ滝のかたちのよさ、全容が見渡せる爽快さには他にない雄大さ、素晴らしさがあります!

ナイアガラの滝はイグアスとはまた違う優美さ、迫力があります!
さすが世界三大瀑布のひとつです!

霧の乙女号も、今日は満載です!
青いのはみな青いレインコートを着た人です…

す、すごい人ですが、今日のお天気なら私たちも乗ってもいいな、と思いました…
…というわけで納得して、ナイアガラを後にしました…

…グレイハウンドのバスティーポの近くのバーレストランに名物の「バッファローウイング」がメニューにあったので、テイクアウトして、バスを待ちながら食べました…

ソースがバーベキュー、ホットチリ、ハニーガーリックから選べたので、ハニーガーリックにしました。

うまっ!

…甘辛ピリ辛手羽唐やな。
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ナイアガラフォールズからグレイハウンドで2時間、トロントにやってきました!
トロントでの宿もB&B。日本人宿に泊まっています。
一般の住宅街のなかの一軒の、ここもものすごく素敵なB&Bです!
コリアンタウンの近くにあります。

2012年05月11日(金) 11時57分52秒
カナダ

【カナダ最大の都市、トロント
トロントオンタリオ州の州都であり、カナダ最大の都市です。
西の玄関口がバンクーバーなら東の玄関口がトロント?…か?

摩天楼そびえるとても近代的な都会だけどなにか昔のSFのような、ノスタルジーを感じさせるまちです…。

今日のまちあるきはまずハーバー近くのセントローレンスマーケットから始めました。

1803年のオープン以来、市民の台所として親しまれている…ということですが、この手の市場ってあちこちにありましたが、たいてい観光地化した土産もの市で…ここもそうかな?…と思いながら行ってみると、意外にも、市民の台所そのままでした…みやげも売っている、というふんいきでした…

人気のイタリアンサンドイッチ、ムスタチオズの店はすごいひとだかり。

チキンか牛のカツにナス揚げ、野菜、トマトソースがたっぷり入って1個7.9ドル。
たっぷり2人分ありました。
満腹。

そのあと、ハーバーフロントまで歩き、フェリー乗り場からフェリー(往復1人7ドル)に乗ってトロント島へ。
尾道因島フェリーのような生活感にあふれるフェリーです…。トロントアイランドには600人が暮らしておられるそうです。
フェリーから見たトロントのまち。まんなかのがシンボルのCNタワーです。

トロント島はオンタリオ湖に浮かぶとてもきれいな島です。

海にように見えていますが実は湖なんですね…

なかなか広く歩いて回るのは大変…
強い見方を発見!

2人のり4輪自転車です。これは楽チン!(…そうに見える)

これで島のあちことをまわれます…

…と言ってもやっぱり自転車こぎにはかわりないので2人とも足がぱんぱんになり…

…ハーバーへ戻ってきました。

…ところでトロントが、大都会だけど、なにかノスタルジーを感じさせる、その要素のひとつにエスニックタウンの存在があります。
北米最大のチャイナタウンをはじめ、コリアンタウン、リトルイタリア、ポルトガル人…小さなものも含めると80ものエスニックタウンがあるといいます…。

…元ユダヤ人街でいまは古着のマーケットになっているというケンジントンマーケットへ行きました…

実はこれから行く、赤毛のアンプリンスエドワード島がまだまだ寒いらしいので防寒衣料がほしいのです…
でも古着…って言っても、それはおしゃれな、いまどきの古着で…

けっして2人が考えていたような「安い衣料品」街…ではありませんでした!

2012年05月12日(土) 10時55分05秒
カナダ
【オタワの元監獄ユースホステル…】
トロントの冬はマイナス30度になることもあるらしく…
地下が発達しており、各主要駅の乗り換えや主要道路間は地下で結ばれています。

地下鉄、ストリートカーと呼ばれる路面電車、バスの相互乗り換えは…

こんなトランスファーチケットをくれて、同方向1時間半までなら乗り換え無料です。

カナダがアメリカと、人が決定的に違うのは乗り物のなかなどで、ふと目があった人から必ず笑顔がかえってくることでしょうか。

そして、トロントではバスターミナルからB&Bまでの間の地下鉄のなかで大きな荷物を持っているから大変だ、という理由ででしょうか。

席を代わってくれました…

往復2回とも、夫も妻も、です。こんな体験は世界じゅうではじめてです。
「困っているときは助け合う」精神が徹底しているのでしょうか?
カナダ社会は効率やコストだけではない経済原則で動いているようだ、ということをあちこちで感じさせます。…寒いから?人が少ないから?一言でいうと人間重視でしょうか?

さて、トロントからまたまたバスで5時間。
カナダの首都、オタワへやって来ました!

オタワで宿泊するのは元監獄だった…というユースホステル

あちこちに鉄格子が残っています…

ユースホステルは公共施設を再利用するケースが多いので、ドイツではお城もあれば、ベルギーでは元紡績工場跡もありました。北欧では船舶もありまして…。

で、当然、監獄もあり、というわけです…


入所(?)するとこんな記念写真を撮るそうです…

元・雑居房を2部屋つないで8人用のドミトリーに…
元・独房を3部屋つないで2人用の個室にリメイクてあります…

元独房の一室の狭さ…、両手が広げられない幅だったのですね…

三日間、監獄体験します…








2012年05月13日(日) 22時04分55秒
カナダ
世界遺産の運河、冬は世界最長スケートリンク
今日は朝から監獄ユース内で、独房から雑居房(ドミ)へ引越しです。
ここは人気ユースらしく、個室の連泊は予約できませんでした。
レベル9(最上階)へ…
監獄の職員や、病気で終末を迎える女子受刑者が使っていた部屋だそうです…
( ̄_ ̄ i)

さて、オタワの市内見学
国会議事堂です。

前がこーんなひろびろ広場になっていて、市民の憩いの場になっています!

チューリップまつりもやっていました。と言ってもチューリップ、ちょっとだけでしたが…

国会議事堂の横に世界遺産リドー運河があります。

24の水門があり、水面の高さを調整して船が進んでいく方式で、英米戦争のあと、アメリカの侵攻を恐れてつくったのだそうです。

運河河口から川沿いに遊歩道が続いています。

カナダにはこういう自然と一体になった憩いのスペースがほんとうに多いですね。

このリドー運河は長さなんと204m。冬になると世界最長のスケートリンクになるそうです!
う〜ん、冬にも来て滑ってみたいです…

ところで、ユースホステルといえばキッチンが広く、自炊できるのが特徴ですが…、
今日は豚のしゃぶしゃぶに挑戦しました!

韓国やチャイニーズ、日本食材のスーパーではなく、ごく普通のスーパーでしたが、これだけ揃いました。さすが他民族の国です。白菜(チャイニーズレタス)、ねぎ、とうふ、しいたけのかわりのマッシュルーム、それにうどん!
オレンジは何につかうかというとポン酢をつくるのに醤油にオレンジを絞って代用します。豚肉には、このオレンジのポン酢がけっこうよく合います…

はあ〜やっぱり日本食はええなあ…
しゃぶしゃぶに久々に癒された夫と妻でした…