冬のフグカニ合戦(3) 淡路島・トラフグ−鳴門の潮流で育った3年もの

業界紙トラベルニュースより
 南の冬も「うまいもん」が充実する。その代表格の1つがトラフグ。冬の高級味覚として名高いが、兵庫県淡路島の「三年とらふぐ」は鳴門海峡の激しい潮流のなかで3年かけて丁寧に育成されたブランドフグだ。
ブランド化10周年 豊かな味わい
 三年とらふぐは淡路島の南端、南あわじ市の福良港産。引き締まった身は弾むような歯ごたえで、滋味深い味わいもより豊かなものに。今年でブランド化されて10周年を迎え、年を追うごとに評判も高まってきた。

トラフグのてっさに舌鼓 南あわじ市の淡路島海上ホテルは南淡路温泉郷・潮崎温泉に居を構える温泉と料理の宿。冬は三年とらふぐをメーンに据えた団体用日帰りプランを設定しており、「とらふぐと淡路牛会席」はてっさやてっちりで三年とらふぐを堪能できる。フグの唐揚げや炙りフグのにぎり寿司のほか、淡路牛の陶板焼きも付く。料金は7700円。
 そのほか、三年とらふぐ料理を並べた「とらふぐ御膳」(6700円)や、「てっちりコース」(5700円)もある。料金はいずれも税込。
 周りを海に囲まれた淡路島では美しい景観を求めてのドライブや自然と親しむ観光がいい。春になれば来年3月21日―5月31日に「淡路花博2015」が開かれ、島は花と緑一色に。すでに福良港近くの道の駅福良には鳴門の渦潮と大鳴門橋を花で描いたオブジェが展示されている。