1月の訪日客数は29%増の121万人 韓国からは30万人超

業界紙トラベルニュースより
 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、1月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比29.1%増の121万8千人だった。好調だった昨年同月をさらに大きく上回り、1月の過去最高を更新。今年も幸先のいいスタートを切った。
 好調の要因についてJNTOは、スノーリゾートとしての日本の魅力発信、円安による割安感や消費税免税制度の拡充、ビザ緩和が奏功したとみている。
 市場別では14市場が1月単月の過去最高を記録。なかでも韓国、豪州は単月としての過去最高となった。韓国は同40.1%増の35万8千人で1964年の統計開始以来、全市場を通じて初めて単月で 30 万人を超えた。12 月以降相次いだLCCの新規就航、増便が大きな要因。
 中国は同45.4%増の22万6千人。例年、1月は春節前で停滞傾向だが、今年は航空便の増便などで個人旅行を中心に好調だった。
 JNTOでは2月は春節休暇で東アジア市場からの訪日客数の増加や円安傾向、スノーレジャー需要の拡大で好調に推移すると見込んでいる。