“まけねえぞ 東北”

KokusaiTourist2015-07-02

“負けねえぞ 東北!” −その4
 西宮の7名のグループが、先日東北被災地を巡る4日間の旅をされました。【東北被災地の旅(2015/05/24〜27)見聞録】と題する紀行文と写真を寄せていただきましたので、下記にその行程とともに紹介致します。
5.作品も、それをとりまく自然も人びとも建物も、全てがやさしい!
   (4日目・砂川)  
三春の滝(葉)桜
 最後の日は観光に重きをおきましょう。と花の湯温泉を出発。

 まずは三春の滝桜を見に行きました。カーナビがいまひとつにもかかわらず、ドライバーの技術で、目的地の滝桜に到着できました。この時期さくらはありませんが、みごとな巨木のしだれ桜の木が青々とした葉を茂らせていました。初めて知ったのですが、この桜は日本三大巨桜の一つだそうです。ちなみに他の二つは、岐阜県本巣市淡墨桜山梨県北杜市神代桜だそうです。

蓮笑庵へ

 豆柄さんの朗読仲間の方の強いお薦めの「蓮笑庵」を訪問しました。ほとんど予備知識がないままの訪問です。もともとは画家渡辺俊明氏のアトリエが始まりで、自然の中で暮らすという理想を求め自らが設計し作られたそうです。山腹に点在する建物はそれぞれの用途があり素敵なものでした。各部屋の窓からの眺めは絵を見るようです。また置かれている調度品もそれを作った人の思いも含めてとても大切にされていることがわかりました。
 奥様より、俊明氏についてそのお人柄の一端をお伺いしました。俊明氏没後は「くらしの学校」としていろいろな取り組みをされているそうです。(とても要約できませんので、インターネット等で調べてください。) 
 
震災時はボランティアの方たちの拠点となったそうです。それは現在も続いていて、いろいろな方々とつながり、震災復興に尽力されていらっしゃいます。昼食がまだだったので、福島原発放射能汚染で避難を余儀なくされながら、帰還に向けて、自らを奮い立たせている方のレストランへも案内していただきお話をうかがいました。本当に同世代の方々の、頑張らざるを得ない状況を聞くと、胸がいたくなりました。震災の爪痕は本当に広範囲であることが再認識させられた旅でした。
[旅のヒント]「伊達な」松島・塩竈の旅
業界紙トラベルニュースより塩竈市では10月、観光イベント「みなと塩竈・ゆめ博」が初めて開催される。1カ月間にわたり、市内全域を舞台に「海」「歴史・文化」「食・物産」という塩竈の個性を表す3テーマでイベントを展開。全市を挙げて塩竈の魅力を内外に発信する。

海や歴史、食にスポット
 同博は東日本大震災からの復興と塩竈地域資源の魅力発信を目的に実施。官民協働で地域の盛り上げを図り、今年の開催から3年連続での開催を目指す。
 10月3、4日が同博のメーン。「海」は宮城海上保安部が公開訓練を披露、「歴史・文化」は塩釜神社でのイベント、「食・物産」は塩釜水産物仲卸市場での「どっとまつり」とテーマに応じて目玉イベントが開かれる。食べ歩きやクルーズ、まち歩き企画なども計画されている。
 宮城県は、県内で宿泊する旅行商品を最大5割引となる割引価格で予約できる「観光王国みやぎ旅行券発行事業」を実施する。旅行者が県内周遊を安価で楽しめる旅行商品の造成を旅行会社に促し、東日本大震災で落ち込んだ旅行者の回復や地域経済の活性化を図る。
旅行商品料金、最大5割を助成
 事業は、県内での宿泊を伴う旅行商品に対して宿泊代金や交通費の最大5割を旅行会社に助成する形式。実施方法は旅行予約サイトで販売する商品と、旅行会社などで対面販売を行う旅行商品造成の2種類があり、ネットエージェントは公募型プロポーザル方式で選定する。旅行商品造成は商品への補助金形式。
 対象商品の旅行期間は7月1日―2016年1月31日。対象商品の形式は(1)宿泊のみ(2)7―9月の仙台・宮城「伊達な旅」観光キャンペーン期間中の宿泊とJRのパック商品(3)9―11月の航空会社との連携した観光キャンペーン期間中の宿泊と航空機のパック商品(4)外国人観光客向け商品―の4種を用意した。
 対象客は(1)は県内・県外客、(2)、(3)は県外客、(4)は外国人観光客。また、対象宿泊施設は基本的に県内全域の施設だが、(1)と(2)は、仙台市内に限っては旧秋保町、旧宮城町の施設に限定する。
 補助率は宿泊代金、交通費ともに最大5割。旅行者1人1泊1万円が上限で、2泊まで。利用回数の制限はない。
 販売開始は6月をめどに準備を進めている。財源がなくなり次第終了する。