高知県 「まるごと東部博」が佳境 12月23日まで開催

業界紙トラベルニュースより
「人のおもてなしとジオの恵みに出あう旅」
 高知県東部地域で4月から開かれている大型観光イベント「高知家まるごと東部博」がいよいよ佳境だ。自然や食、文化といった地域の魅力を体感できる多彩な体験プログラムやツアーなどを展開。12月23日の会期終了まで、大自然での「遊・食・体・感」を発信し続ける。
 舞台は室戸市安芸市など安芸広域エリア9市町。「人のおもてなしとジオの恵みに出あう旅」をコンセプトに、官民協働で素材の磨き上げ、発信を図っている。拠点となるパビリオンを室戸・東洋、中芸、安芸・芸西の3ブロックごとに設置し、各地で様々なイベントを開催。先日のシルバーウイークも入り込みが好調で、室戸世界ジオパークセンターではゴールデンウイークよりも15―20%多かったという。

室戸世界ジオパークを専門のガイドが案内
 スペシャルイベントは秋冬も充実。10月17日には魚梁瀬森林鉄道でのアート&ライブ、10月31日―11月1日は室戸市の海の駅とろむなどで「むろとまるごと産業まつり&ライブ」、12月4―25日は北川村「モネの庭」マルモッタンで「光のフェスタ」、12月6日は「安芸・室戸パシフィックライド」が開かれる。そして12月23日の田野町ふれあいセンターでのクロージングイベントで締めくくる。

 エリア内各地の素材も楽しみたい。なかでも東部の中核をなす「ジオ」の魅力は室戸世界ジオパークセンターでより深く触れることができる。4月29日のオープン以来5カ月で入館6万人を突破。展示や映像でジオの世界を伝えている。田野町での完全天日塩製塩体験施設や、安芸市の国天然記念物・伊尾木洞での探検にも注目だ。
森の中をゆっくり走る馬路村の観光森林鉄道