現地からのレポート=いまパリは…

(パリ在住組合員 竹本 元一さん)
労協 国ツー季刊紙春号より
(季刊紙は、組合員やお得意先の皆様にお送りしています。春号は16日発送予定。ご希望の方は、お名前、住所、所属先などお知らせ下さればお送りします。)

 スイス、フランスでの30年間にわたる旅行業務を引退し、パリで飲み屋の親爺をやっている竹本と申します。皆様は年末・年始はどう過ごされたでしょうか?昨年は年の始まりから終わりまでパリはテロに襲われ、「安全」が必須条件の観光業は団体旅行グループやビジネス旅行のキャンセルで、それに携わる宿泊施設や飲食店は悲惨的な状態でした。

 現フランス左派政権は極右支持者増加の台頭に脅かされております。フランスのトップは大統領フランス人フランソワ・オランド、No2で大統領から任命される首相はスペイン人でフランス国籍を取得したマヌエル・バルス、No3はパリ市長スペイン人女性アンヌ・イダルゴ。No2とNo3がスペイン人。 現与党社会党の中道政策は野党共和党の中道と何のかわりもなく、双方ともどう極右フロン・ナショナル党に対処するかという対策ばかりです。

シャンゼリゼ通りでの新年パレードは毎年のように盛大に行われ、私もモンマルトル共和国一員として行進しましたが、来年からは日本からの学生の吹奏楽団を参加させられないでしょうか?(http://www.republique-de-montmartre.com参照)ブラジルや中東、アフリカからのいろいろな国からの文化団体が一緒に行進しました。日本のアマチュア吹奏楽レベルは世界最高です。コーディネートできます。
 この悲惨な状態で暗鬱になって元気をなくしてはいけません。未来を見つめ、華やかに行進しよう、というのが我々パレード参加者全体の主張だったようです。           
 世界中との連帯を! フランスの共産党発行の新聞「ユマニテ」が主催する大きなイベントがユマニテ祭。毎年9月中旬の週末にパリ郊外の町La Courneuve で行われ、毎日20万人訪れます。
 
人気アーチスト達の出演もあって、この欧州最大の人権連帯のお祭りの参加者は共産党支持者ばかりではなく、左派全体の連帯のために大いに意義があるお祭りです。 テントを持ち込んで会場外で夜を明かす若者もいっぱいいます。アフリカ、中近東、南米などの各国からの文化団体がブースを仮設しているのに「平和憲法・9条」を持ち、世界唯一の原爆被爆国の日本からの出展がないのはおかしい。
 そんな思いを共有できる方は是非私のコーディネートに参画ください。また2018年の日仏交流160周年にはフランスから狩猟ホルングループを引率し日本を巡業公演します。www.clubanfaa.com/horn/ を御覧ください。 御協力いただける方は連絡宜しく願いします。
 モンマルトル共和国・大使(http://www.republique-de-montmartre.com)Club ANFAA (日・仏・アラブ・アンダルシア友好会)代表竹本 元一