3月は1.7%減で19カ月ぶりの減少 宿泊旅行統計

 観光庁がまとめた3月の宿泊旅行統計調査結果(第2次速報)によると、延べ宿泊者数は前年同月比1.7%減の4,207万人泊だった。前年同月を下回ったのは19カ月ぶり。
 そのうち日本人宿泊者数は同4.2%減の3,621万人泊で、3カ月連続の減少。暖冬によるスキー客の減少など影響したという。
 外国人宿泊者数は同17.7%増の585万人泊。主に都市圏での客室稼働率が高止まりしていることや宿泊単価の上昇などが伸び率の鈍化の理由とみられる。
 客室稼働率は全体で60.6%。旅館が同0.8ポイント減の37.2%、リゾートホテルは同0.4ポイント増の58.1%、ビジネスホテルは同0.2ポイント増の77.0%、シティホテルは前年同月と変わらずの80.3%。リゾートホテルとビジネスホテルは3月としては過去最高となった。
 4月の延べ宿泊者数(第1次速報)は同3.8%増の3,952万人泊とやや盛り返している。