辺野古抗議・座り込み支援ツァーの募集に−「旅行業法抵触の可能性で観光庁が口頭指導…」などとサンケイが報道

当記事について、現時点で“国(観光庁)及び業界団体の関与”が不明のため記事タイトル、本文をお詫びして訂正します。
サンケイがの報じるところによると… http://www.sankei.com/smp/affairs/news/151212/afr1512120008-s.html
 旅行企画にまで横やりを入れてくるか… もはやなりふり構わずの法治国家の「リーダー」たちとその御用達の機関紙。“基地推進派”か…
  同社の企画チラシを見ていないので、報じられている範囲の感想しか言えないが、思うところはある。旅は"平和へのパスポート"という1967年の国連観光年に国連が発したコピーの通り、旅にはその地の人々や文化との交流を通じて平和を育む役割を果たす力がある。一方、平和が脅かされると人は旅に行けなくなる。観光関係の仕事も成り立たない。旅行会社が、間違いなく社会的存在であり、平和との係わりの深い産業であるなら、今沖縄辺野古で起きている事態を憂慮して、社会に向けて真実を見聞する機会を企画として発信するのは必要な社会的役割であろう。
 その際、企画のテーマや特徴をどう表現するかは、それぞれの差別化としての創意工夫であり旅の理念の具体化のしどころである。
地元紙も報じているように、現実に市民に向けられた官権の暴力への抗議などは、否定さるべきことではないし、それが座り込みや海上行動であろうと、観光庁が干渉すべきでないし、ましてや業務停止の処分など許されるものではない。さらに業界団体は、旅についての見識をもって、こんな理不尽な行政に対して抗議されるのがスジというものだろう。
 だいたい平和産業、旅は平和へのパスポートならば、業界団体も観光庁も、戦後70年経ってまた戦前の様相を呈して来たと言われる今日、平和を守ることの大切さを、もっと大きな声を旅行業界人として発信していただきたいとも思う。
観光庁が、なぜこの"一介"の旅行会社の企画内容に介入してくるのだろうか、これまでこんなことはあったような記憶はない。異常とも言える。なりふり構わずの政権の意向か❗

 観光庁は、もっと大所高所から観光のありかたについての施策を講じるべき。日本人の観光需要が長年停滞し、訪日観光客の拡大に偏重している現状の打開策こそ必要。それができないのは観光政策を経済政策に従属させているからでしょう。観光は経済に影響を与えはするけれど、観光は経済にましてや“軍事”に従属してはダメなのです。
 それにしても、業法違反行為には18日間の事業停止もあり得るとの前提で官公庁が「指導」をし、当該旅行社が“自主的に”ホームページから同企画を削除させただけで、国の“狙い”は達成したと言わざるをえない。

【以下、サンケイ記事からの転載】
辺野古抗議ツアー、旅行会社が募る 日程に「ゲート前で座り込み」「漁船で海上活動」記載 観光庁、都内業者を指導
2015.12.12 07:18更新

 東京都内の旅行会社が「オール沖縄支援ツアー」と銘打ち、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に対する抗議活動に参加する旅行の参加者を募集していたことが11日、分かった。違法行為の斡旋(あっせん)などを禁じる旅行業法(禁止行為)に抵触する可能性があり、観光庁が旅行会社から事情を聴いた上で口頭で指導した。
 問題の旅行会社は、東京都新宿区にある「富士国際旅行社」。昭和39年に設立され、観光庁に旅行業者として登録。国内・海外旅行の主催や手配を手がける。
 同社のホームページ(HP)によると、「オール沖縄支援ツアー 3日間」は空路で羽田−沖縄間を往復して本島内で2泊する。2日目の日程には、名護市内で「漁船をチャーターし、海上から新基地建設予定地で抗議活動」「キャンプシュワブゲート前で座り込みに参加」と記載。出発日は10月10日、11月2日、12月26日、来年1月17日に設定され、定員は45人、旅行代金は時期により8万2000円〜9万9000円だった。
 HPではこのほか、「都教組沖縄視察交流団 沖縄本島慶良間諸島めぐり 4日間」「第26回歴教協沖縄見学旅行 島ぐるみ闘争の歴史をたどる旅」も募集。いずれも「キャンプシュワブゲート前で座り込み」が旅程に入っていた。
 沖縄県警などによると、米軍キャンプ・シュワブ沖の立ち入り禁止区域内の抗議活動は刑事特別法に、ゲート前での座り込みは道路交通法に抵触する可能性がある。旅行業法では、違法行為を旅行者に斡旋したり便宜供与したりすることを禁止し、その広告も禁じている。違反には18日間の業務停止が科されることがある。
 同社は産経新聞の取材に対し、「ツアーは実施しているが、座り込みはさせていないし、漁船で遠くから見るだけ。違法行為はしていないが、誤解を招く表現だった」と話し、ツアーをHPから削除した。
 一般社団法人「日本旅行業協会」によると、こうしたケースは異例といい、「法令違反であれば、遺憾だ。事実関係を把握したい」とコメントした。

西谷 文和さん イラク現地から 続編

11月26日
 シリア・アレッポのアザズで水曜日、トルコの人道支援団体が運営する支援物資輸送の車列をロシア軍航空機が空爆、7人が死亡し10人が負傷とのトルコ側報道。
映像→ https://t.co/HjmS9tX5Qv https://t.co/vQfe8jZ1R2
 クルドでも名誉殺人がある。父や兄が指定する男に娘が嫁がなければ、父が娘を殺してしまうのだ。この子の母親は父の指定した男とは別の恋人と結婚した。激怒した父親が夫を殺害。娘はこの子を連れて逃げてきた。スレマニのシェルターで。 https://t.co/0bKRFnPcAx
 通訳のファラドーンはハラブジャの出身。ハラブジャはフセインの毒ガス攻撃で一瞬にして5千人がなくなった虐殺の村だ。サリンマスタードガスで多くの人々が傷ついた。1988年3月のこと。これは当時のファラドーンのおばさん。今も健在 https://t.co/TF6g8oyUJ4
11月27日
 ロシアがカスピ海から巡航ミサイルをシリアに向けて撃っている。クルドはちょうどその軌道上にあって、上空が危険だということで、イラクの空港は閉鎖されていた。ようやく空港がオープン。2日遅れで帰国便に乗り、現在無事イスタンブールです。
 今年3月IHHのシリア人医師マフムードと出会った。彼の壮絶な体験を紹介する。 ホムスではアサド軍の空爆が続いていた。その日も患者が運ばれてきた。若い女性は、テーブルの上で息絶えた。「ダメだったか」。次の患者の手当をしようと思ったその時、彼は目を見張った。
 死亡した女性の腹部が動いている! 緊急手術に入った。腹部を切開して9か月の赤ちゃんを取り出した! 女の子だった。その子は今、2歳。40歳代に突入したマフムード、シリア内戦までは紅顔の美青年だった。彼は今、白髪頭の中年親父になった。体力的にも精神的にも限界の日々を送ってきた。
 「俺は欧米の外科医にも負けないよ。この数年、誰よりも手術をしてきたからね」そんな医師マフムードが働いていたのがIHHだ。ロシア機はそのIHHを空爆した。マフムードたちの安全を祈るとともに、こんな野蛮な空爆に負けず、今後も継続することを願う。
 昨晩、無事イラクから帰国しました。30日の月曜、朝の朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティー道上洋三です」で、イラクの現実を報告する予定です。関西地方の方、聞いてね。朝8時過ぎだと思います。

西谷 文和さん イラク現地から


11月25日
 ロシアとトルコの直接対決だけは避けなければならない。これはほんまにシャレにならない。アサド軍と自由シリア軍の内戦ももちろんシャレにならないが、規模も次元も意味も違う。セルビアの青年がオーストリア皇太子を射殺したという「小さな事件」で第1次世界大戦が勃発。その教訓を忘れてはならない
11月26日
実際に犯人は「オランドが空爆するからだ」と叫んでいたという。この事実をCNNは伝えないで、「仏の社会構造」のせいにしている。「オランドこそテロリストだ!」という仏市民が、パリでデモをすることを願う。いやパリだけではなく、米英独日その他世界の都市で「空爆やめろ」という声が必要。
 シリアのアザーズは、トルコ国境キリスを通過して、最初の街。アサド軍に完全に破壊されながらも自由シリア軍が支配していた。13年の夏頃からISがこの街を奪った。しかしその後、また自由シリア軍が取り返した。住民生活は疲弊。人道支援は欠かせない。その支援者をロシアが空爆プーチン最低!
11月27日
 アメリカもアフガニスタン国境なき医師団が運営する病院を空爆した。司令官は「人的ミス」と「釈明」している。空爆すればするほど、このような悲劇が続く。今回のロシアによるIHHへの空爆は「誤爆」ではなく、狙ったものだろう。これでシリアはますます泥沼に。

吉永小百合さん。報道ステーションにビデオ出演。古館氏と対談

 ところは、小百合さんの希望で埼玉東松山の丸木美術館の「原爆の絵」の前。
 原爆も原発も戦争もダメだとたたかう小百合さん。「核の平和利用の名目で原発が作られた」「当時、知らないで見過ごしてしまったことが311を招いた」と自らのたたかう原点を、何のてらいもなく淡々とかたる小百合さん。
 半世紀前の“サユリスト”として嬉しいかぎりだ🎵



「テロと戦う…!」この台詞に騙されてはダメだ!世界はいい加減に学ばなくては!

アメリカが始めたアフガン「報復」、有志連合がそして日本も関わったイラク戦争。テロは増える一方! 軍事産業の儲けがふくらむだけだだったではないか…
空爆こそテロそのものではないか!