『おくりびと』にアカデミー賞!

KokusaiTourist2009-02-23

感想再掲http://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20081227

asahi.com から
庄内地方を舞台にした映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が23日、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。庄内の美しい自然や街並みだけでなく、山形交響楽団飯森範親音楽監督が出演、東北芸工大の企画構想学科長に今春、就任予定の小山薫堂氏が脚本を担当するなど山形にゆかりの深い作品だ。県内各地で、喜びの声が上がった。
 ◆鶴乃湯  鶴岡市本町2丁目の銭湯「鶴乃湯」には、受賞の知らせで新聞やテレビの取材が次々と。三谷享子さん(67)は午後3時からの営業を遅らせて撮影や取材に応じ、常連客などの電話に追われた。
 「受賞すると思っていました。おめでとうと言いたい。映画は主人(政弘さん)と一緒に試写会で見て三川町でも2回見ています。もう一回見たい。感激で泣きました。本当に心のこもった素晴らしい映画ですよ」
 「おくりびと」に感激して月光川の河原で石に思いを託す「石文」を拾って届けた人もいる。酒田市の会社員・斎藤恒久さん(40)は石文を届けて以来、鶴之湯の「常連」となった。
 撮影では、スタッフが数十人押しかけた。脱衣場の鏡にベニヤを張って小さくし、湯船の色を青く変えたが、玄関の看板などは同じまま。三谷さんはロケを見守った。「おくりびと」のポスターと滝田監督、主演の本木雅弘さん、笹野高史さん、故峰岸徹さんの色紙が飾ってある。映画を見て立ち寄る観光客も多く、記念写真を撮ってゆく。アカデミー賞で人気も出そうだが、「どうだろう。もう、年ですから」。
 ◆酒田市
 メーンロケ地の酒田市では、米アカデミー賞と20日の日本アカデミー賞の受賞を伝える看板を市役所に掲げた。撮影に協力したNPO法人「酒田ロケーションボックス」(萩原吉郎理事長)のメンバーは、看板を前に「万歳」で祝った。副理事長のすし店主佐藤英俊さん(44)は「涙が出てきた。酒田を世界に発信してくれた。ありがたい。滝田監督やスタッフ、出演者に感謝したい」と話していた。