LCC“台頭”“際限なく”続く運賃競争・路線拡大が行き着く先は…?

下記は、WEB版業界紙トラベルビジョンより抜粋
春秋航空、新千歳/上海線就航、茨城線増便、佐賀線延伸も
2014年9月21日(日)

 春秋航空(9C)は10月26日から、新千歳/上海線を開設する計画だ。このほどウェブサイトで告知を開始。国土交通省認可申請中だ。火、水、土、日曜日の週4便で運航する計画で、運賃は片道1万円からとした。
 また、10月27日からは現在運航中の佐賀/上海線を延伸し、佐賀/上海/深セン線として運航する予定。9月12日に国土交通省に事業計画の変更認可申請をおこなった。9Cによると、訪日需要に加え、深センには日本企業も進出していることから日本発の需要も十分見込めるとの考えだ。機材はエアバスA320型機の180席。
 同路線では延伸に伴いスケジュールを変更。現在は11時40分に佐賀着、13時10分に佐賀発のところ、18時55分に佐賀着、19時45分に佐賀発とする。佐賀/深セン間の運賃は6800円から1万8000円に設定した。
 さらに、9Cでは10月31日から、茨城線を週2便増便し週8便体制で運航する計画で、国土交通省認可申請中だ。現在同路線は昼便として、水曜日を除く週6便で運航している。
 これに夜便を追加し、金曜、日曜日を1日2便体制とする。9Cによると、茨城空港は同社が日本国内で初めて乗り入れた空港であり、現在ほとんどの便が満席に近い状況であるなど需要も高い。茨城県企画部空港対策課も「昼便は好調と聞いている」といい、夜便の就航は「日本人が中国から帰る便として使いやすくなるのでは」と期待を示した。