春節効果大きく57.6%増 2月の訪日外客数

業界紙トラベルニュースより
 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、2月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比57.6%増の138万7千人だった。2月単月、年間での単月過去最高を大きく更新。中華系市場の「春節」効果は大きかったようだ。
 2月のこれまでの最高だった2014年を50万7千人、年間での単月過去最高だった14年10月を11万5千人上回った。月間100万人超えも12カ月連続となった。
 好調の要因についてJNTOはビザ緩和など従来の好材料に加え、中華系人口の多い市場での旧正月休暇による訪日増を挙げている。
 市場別では主要市場のうちロシアを除く19市場が2月単月の過去最高を記録。中国は同159.8%増の35万9千人と猛烈な伸びで、全市場を通じた単月過去最高も更新した。韓国は同38.9%増の32万2千人、台湾は同45.2%増の27万8千人、香港も同68.8%増の10万9千人と旧正月休暇のあった市場が軒並み好調だった。
 JNTOでは3月は桜シーズンでの訪日旅行需要の拡大を見込み、好調に推移すると見込む。