劇場型の“日ロ外交交渉”

 モーニングショーをよくみますが、あの優秀な安倍番とされる山口某氏は、日頃の安倍氏の饗応に恥ずかしくもアキレるほど見事に応えてました。
 成果がないのを見越して、「僅かなことでもいいから『合意』を取り付ければ100点満点の外交」ですよなんてことをたしか昨日の番組でしたか言ってました。その前段で、会場の大谷山荘には安倍氏に2回ほど「連れていってもらった」など、いかに親密な関係かをひけらかしていました。聴いてビックリ!報道に携わる者として、いかに『ミットもない』か、おわかりでない。
 ちなみに、私など、仕事がら大谷山荘には、少なくとも5回以上は行きましたがねぇ……。私のこの旅館への評価は悪くなかっただけに、この度安倍政権と大手メディアの合作による国民騙しの大舞台に使われたことは残念ですね。一躍、日本とロシアで名前がしれわたった大谷山荘はどう思ってるかは知りませんが……。
 まあ、"大山鳴動鼠一匹"も出ずして、出たのは、メディアへの"全面協力感謝状"とも言うべき1枚のプレス向け紙切れと3,000億の「経済援助」。その紙切れを『共同声明』と報道してもOKのお墨付きまでもらって喜んでいる大手メディアへの批判を強めよう。(T.MATSUOKA)